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[><]アンカレッジ幻想(前)

.27 2009 コンソール版 comment(0) trackback(0)
このイカレた世界にいれば、誰だって現実主義になる。
夢の世界へ逃げ込む余地など何処にも無い。あってはいけないんだ。

アンテナのてっぺんからの風景

DLC1:Operation:ANCHORAGE
Fallout3のDLC第1弾。本作の世界観での史実である、アラスカ攻防戦。その作戦シミュレータに挑むという内容。通常のゲーム内と同じように行動はできますが、装備は限定されています。RPGの追加シナリオというよりは、面クリア型のFPSといった感じのノリ。導入後、ちょっとぼうっとしてると通信を傍受し、クエスト開始。800MSPは高いという意見もありますが、その価値を上げるべく例の彼が立ち上がってくれます。新規perk、新規装備品も登場。

※例によって日記の内容は、あんまり説明になってません。

これを書いたのはGWの頃なんですが、恐らく公開時にはDLC第2弾も出ているでしょう。嬉しい事にはDLCは今後も続く予定だそうです。それはいいのですがOblivionのSIのこともたまには、いえ、必ず思い出していただきたい。枯渇したファンが日本ベセスダ社前で全裸でコカカカカと叫ぶオフを企画する前に。

「どうした?」

時々しんぼうたまらなくなるフォークスたんいつもの調子でフォークスが聞いてくる。画像使い回しで済まないな。いや、実はいやな通信を受け取ってしまってね。どうしたものか悩んでいる所だ。

「何を迷う事がある?いつもと同じだろう?
 助けを求める者がいれば、御前はそれを無視できない」

そんな、人を聖人君子みたいに言わないでくれ。いや、確かに人々にはそう思われているし、君はそういう者にしか力を貸さないことも知っている。だが、今度ばかりはちょっと気が進まないんだ。

B.O.S.も心から信じている訳ではないが、表面上の態度としてはマシな方だ。考え方の違いからそのB.O.S.から飛び出したというアウトキャストの連中に比べたら。で、今回助けを求めているのはそのアウトキャストってところがまず気に食わない。気分が悪いので殆ど関わってこなかった連中だしね。

「そういう連中なら、苦し紛れに何をするか分かったものではない。
 奴らの暴走を未然に防ぐのが目的と考えればいい」

うん、そこまでならいいんだ。だが、その助けて欲しいという内容がね。
何と云うか、その、現実じゃないんだ。

「現実ではない?」

ああ。人間ってやつは、ゲームが好きなんだよ。もう、現実生活が破綻してしまうくらいに。どんなに真面目に生きてきた人間でも、ちょっとしたきっかけで簡単に転んでしまう。そう、この話はしてなかったな。親父の話なんだが・・・



ヴァーチャルの虜になったジェームス氏苦しい旅路を経て、俺はようやく親父に手が届く所までやってきた。だがその親父の様子が変だ。何か謎めいた機械の中にいて、声をかけても届かない。その視線は虚ろで、目は開いているのにまるで眠っているようだった。

冗談じゃない。折角ここまでやってきたのに、こんな話があるか?!ご丁寧にも、近くにあった端末に親父の体調が表示されている。脈拍、血圧、体温、呼吸数・・・眠っているようでいて、体温が高いのが気になった。親父の入っている妙な機械は何だ?しっかりしろ親父!!

どうやら野太い声の童女が洋ゲーでブームのようです「ベティたん、ハアハア・・・」

久しぶりに聞いた親父の声に俺は愕然とした。
そして親父の虚ろな視線の先にあるモニタに気付いた。
いやに目線が低く、モニタには女の子の姿が映し出されている。そう、親父はゲームの世界で、文字通り少女ベティの犬になって、ハアハアと尻尾を振っていたんだ。

俺たち愚かな人間から遠の昔にそっぽを向いている神に誓っていいが、親父ほどストイックな男はいない。母は俺を産んで死んだが、親父は再婚しようという考えを持った事が一度も無いようだった。いつも職務に忠実で、信念にのみ生きていた。自分の事よりも義務と・・・そして息子である俺のことを優先して生きてきた。そんな親父だからこそ隙があった、魔がさした、そういうことなのだろう。

Dr.リー。パパンが大好き。親というものに初めて人間的な隙を見つけたことは嬉しくも思った。が、これはどうなんだ。実在しない女の子に夢中になられるくらいなら、既にフラグ成立済のリアル女、つまりはDr.リーにくれてやった方が親父の為にもいい。正直、幼稚な考えだとは分かっていても、どうにも人の父親の話を「女」の顔でするあの人が鼻持ちならなかった。だが、二次元よりはマシってもんだ。世が世ならどこかにスレを立てているところだ。

「結果的に父親をゲームから引き離せたのだから、問題はないだろう」

そのためにあの悪趣味な体感ゲーム機に入って、ゲームに参加する必要があったがね。あの仮想現実は、そら恐ろしいものだった。この世界が失ってしまったもの、本来あるべき世の有様を見せ付けられてね。ああいう時代、ああいう場所に生まれたかった、確かにそう思った。だが同時に、それは現実のウェイストランドで生きる力を奪ってしまう。そうして、実在しない夢の世界に閉じ込める事こそが、あのゲームの目的だったんだ。実際、やっとの思いで親父を救い出せた。が、親父は中々夢の世界から意識を戻そうとしなかった。既に現実に戻っているというのに。

「会えて嬉しい・・・が、御前こんな所で何をしてるんだ?」

現実に帰って来たパパそれはこっちの台詞だ!あんたこそ何してるんだよ!GECKとかいうものの手がかりを探しに来たんじゃないのか?

「も、勿論だ。だが此処には有用な情報が無かった」

美少女ゲームをする言い訳になってないぞ・・・。それに、あんたが夢中になってたあのヴァーチャルの女の子の中の人こそがGECKの・・・

「う、うるさい!中の人などいない!いないのだ!」

お、親父・・・帰って来てくれ・・・

「じ、実績・・・そう、実績の為なんだ。この手のゲームはすぐに1000取れる。
 別に好き好んでプレイしていた訳ではないのだ」

そんな、実績の中にLive for youが浮いている自称硬派洋ゲーマニアのような言い訳が通用すると思ってるのか?だいたい実績って何だよ!それを溜めて何があるんだ?このウェイストランドで生きていくのに何か役立つのかよ!

「何を偉そうに。この恥ずかしいラインナップで人様のプレイに意見できるつもりか?
 この≡3≡ゲーマーアイコンの前にはどんな言葉も説得力はないな」

20090403現在。中身を晒す勇気はございません

      (※:MyGamerCard.netで作成し、ローカルで加工したモノです)

やめてくれ!中の人などいない!いないんだ!

「ばーか、ばーか息子のばーか!息子なんて、リアルブートに失敗して泣いちゃえ!」

俺が悪かったよ。もうやめてくれ・・・



DLC Operation:Anchorageの舞台の入口。クリアすると中まで入れなくなります。昔話に呆れかえったフォークスを置いて、結局アウトキャストが指定したゲームセンターに来てしまった。ヤツらの要求はこうだ。この地下ゲームセンターにあるマシンで、とあるゲームをプレイし、実績100を稼ぐこと。何でも、そうしないと開かないドアがあり、ドアの向こうには大戦で失われた兵器があるらしい。
正直意味が分からない。何が実績だ!馬鹿げた話にも程がある!

何故こんな与太話が俺の元に依頼されたのかというと、左腕のpip-boyがゲームマシンとのアクセスに有利だから、だそうだ。こいつらは人の持ち物をプ□アク○ョンリプ△イか何かだと思っているのか?MSはそういうこと嫌いなんだからな。そして厄介な事に、親父を捉えていたあのゲームと同じく、仮想世界で起こったことは現実に影響する。つまり、ゲーム内の死は現実のそれになるのだと通告された。首の皮一枚で何とか日々を生き延びている世の中で、死ぬような事態が起こり得る内容のゲームをやらせようというのだ。

ゲームマシンの前に男が倒れている。ゲームをすればこうなるという姿をいきなり見せられたことになる。どうやら彼は俺の前に「プレイヤー」だったようだ。それにしても様子が変だ。おい、大丈夫か?!

「ゲ、ゲイリー・・・」

おや?こんなところにゲイリーが・・・聞き覚えのある声と発言内容だ。貴様は?!まさか!
大戦前の東洋では、108は人が持つ煩悩の数だとされたそうだ。そしてこのウェイストランドでは、108はそれを知っている者に嫌なことを思い出させる数字である。
俺はアウトキャスト共を睨みつけた。やはりこいつらは気に入らない。ゲームをテストするために、このゲイリーを使ったんだな?

椅子に座らせてあげよう。他に場所はないので、ゲームマシンのシートに哀れなゲイリーを休ませる。アウトキャストたちはそんな俺に皮肉な笑みを向けた。そういう貴様は、今まで撃ったゲイリーの数を覚えているのか?と。返せる言葉は無い。ゲイリーはゲイリー以外の者を敵と見なし、撃たなければ殺られる。何かおかしなことを云っているようだが、ゲイリーとはそういう存在だ。実験を行った者たちは、まさか世界中が皆ゲイリーなら争いは起こらないと考えたのだろうか。

何かしてほしいことはあるか?ゲイリーは力無くぐったりとシートに身を沈め、相変わらずゲイリーとだけ言葉を発した。ゲームの影響なのか、苦しそうだ。
俺は懐からきれいな水を取り出した。こんなものしかないが、飲むか?バファウトやメンタスなら手持ちがあるぞ?

その時、プレイ開始だとアウトキャスト研究員の女の声が告げた。このままゲームを始める気か?!俺はともかくゲイリーはどうなる!廃人にするつもりか!俺の叫びも虚しく、ゲーム機を覆うキャノピーが閉じられる。そしてゲーム用スーツから麻酔薬が投入されたのを感じる。畜生、親父の時と同じく、ゲームをクリアするまで現実には戻れないのだ!

スタートしてすぐ。絶景です。気がつくと、白く覆われた断崖に立っていた。雪?子供の頃、本か映像で見た気がする。仮想現実だが、生まれて初めての雪山だ。銃口を向けてくる連中がいなくとも、長居はしたくない。何しろ・・・こんな感覚まで再現する事は無いだろう・・・ウェイストランドに生きる者は経験した事が無いであろう寒さには辟易する。
トリガーを引く指が緊急時に動かないことを懸念して、グリップを握り締めた右手を左手で繰り返し擦った。

ゲームの正体は、酷寒の地での戦闘シミュレータだった。ウェイストランドで愛用してきた銃や装備は当然ながら消失している。代わりに、見慣れない白のカモフラージュがされた装備を身につけていた。武器は10mmピストル、トレンチナイフ、それと僅かな弾丸だ。間もなくベンジャミンと名乗る男が現れ、状況を説明した。案内役を兼ねた相棒役というわけだ。俺はここで、彼と共に工作兵の真似事をしなければならない。

「この国から出て行け!」

敵を見つけるたびにベンジャミンは叫ぶ。隠密行動中という設定じゃないのか?俺たちは哨戒兵を蹴散らしながら進み、味方を砲撃している大砲に爆薬を仕掛けていく。途上、拾ったホロテープで、侵略を受けた時の状況が伝わってくる。戦意高揚というわけだ。尤も、このゲームから生きて帰れなければ、本来の作戦にも参加できないはずだが・・・変な話だ。1人でも多くの兵を送り込みたい状況で、死者を出すような訓練マシンに意味があるのだろうか?

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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