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#67 Anvil Triangles(3)

.22 2009 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「私の出番ヲ意図的に減らシたナ」

出番を減らされてご立腹のプラティさん

す、すみません。中の人がラブコメを避けようとしてというか、先を急いでというか、いや色々事情がありまして。

※注意※
当方環境においてですが、少なくともCompanion Share&RecruitでコンパニオンとしてリンクしているNPCキャラにAIをかけたままセーブするとまずいことがわかりました。3人以上を同時に連れている場合に、コンパニオンにSetrestrainedを使うと、解除されない不具合が発生することがあるようです。こうなるとSetrestrainedを解除してもその場に棒立ちになります。場合によってはクエスト進行に影響することもあるので、注意したほうが良さそうです。

例によってプラティ殿がものかげから音も無く現れましたが、あちらはまぁ、もういいでしょう。あちらの萌えアニメ状態をスルーしたい私としては、経緯を伺いたいところです。

「とりあえず、私が合流した経緯ね」

ビエネさん幽霊屋敷の件を終えて散歩していたビエネ殿は、港で怪しい人影が港沿いの家を窺っているところを目撃したのだそうです。ええ、まさにアザン殿の家のことです。するうち人影はするりとその家に侵入、まさか泥棒かと足を踏み出すや、家の中から物がぶつかる激しい音が。盗人のみならず、こんなに目立つ場所で強盗沙汰かと、ビエネ殿はその家に後から駆け込みました。

対峙で、まぁアザン殿と私がいみじくも話していたように、侵入者はプラティ殿にあえなく撃退されていた訳で。ビジュアル的には、それは人間がモンスターに蹂躙されている状況にしか見えず、実際に彼女は剣を抜きました。この状態からふたりにどんな交流があったのかはともかくとして、つまり交流できるという事実が全てです。モンスターと思っていた相手が言葉を話したので驚いた、とビエネ殿は苦笑していますが、まぁ色々あったのでしょう。

「で、遺体をどうしようか迷っている所に、ゴーガンが現れたの」
「運が良かった。ビエネさんがアザン宅に飛び込んでいったところを
 目撃した者がいて、フローイングボゥルで飲んでいた私の耳に入った。
 衛兵よりも先にな。」

かくて改めて3者会談。話を聞くうちに、ビエネ殿は家の家主が私の知り合いで、どうも今回一緒に仕事をしているレッドガードその人であることを知ります。そして・・・あろう事かあの手紙をしたためて、乞食に頼んで戦士ギルドに届けさせたのだとか。ええ、つまりあの「彼女は預かった」という手紙です。

「結果的には、彼は決死の覚悟で農場にいるお姫様の元に
 飛び込んでいった、ってわけ」

見せてあげたかったわ、とビエネ殿は微笑みます。

私の方では、グウェーデン農場というキーワードを見た時点で、以前に関わったゴーガン殿かマエローナ殿が絡んでいると予測しました。何しろ件の農場は以前に事件の舞台となった場所で、今後犯罪まがいのことに利用されないためにも、そのまま放置されているとは考え難かったのです。更にあの人魚事件は、街中でそれなりに噂になっていた事件です。仮に街中に《敵》がいたとして、罠の舞台に選択するとも思えませんでした。そして勿論、マェーバ殿の依頼を遂行する事も、プラティ殿を救出する事もどちらも必要だとすれば、こうするより他なかったことも確かです。

「甘いな」
「と、申しますと?」

ゴーガン殿に鋭い視線で指摘されます。ど、どういうことでしょう。

「俺が御前たちの敵だった場合のことを考えていない。
 場所こそが何らかのメッセージかもしれないという可能性も」

う、確かに。しかしその辺りの事情をアザン殿が貴方に話しているとは思っていませんでしたよ。

「いや・・・聞いていないさ、何も。長い付き合いなのに口をつぐんでいた。
 同居人のことや、今夜の《仕事》も何もかもな」

面白くない、という顔でゴーガン殿は仰います。
ですが、その、まぁ、中途半端に知らせるわけにもいかない事態でして。
しかし今後のためにも、ある程度は開示する必要がありそうです。

「で、此方は首尾よく片付いたようだな」

流石にマェーバ殿の目の前で軽薄に言葉に出来ません。私は小さく頷いて返しました。

今思い返してみると、ビヤルフィがアザン殿に宛てた手紙は、いかにも慌てて作ったというものでした。彼は妻が1人で乗り込んでくると考えてはいなかったという事実があります。要するにアザン殿に早く来て欲しいからこそ手紙を慌てて届けさせたことになります。煽りというよりは、むしろ助けを求めて。

「今夜来るとは限らない相手にどうしても来て欲しかった、ということね」
「ええ、まあ」

ライバルと言っていいのかどうか。どのようなドラマが展開されたのかは詮索しませんが、背後で行われていた萌えアニメもお開きになっていたようです。アザン殿はマェーバ殿を家まで送ると言い出しましたが、彼女の方で辞退した模様です。プラティ殿は「そンなに距離ハ無いノに、送ル必要なシ」とかいうと思ってましたが、寧ろ遠慮するななどと奨めていたそうで。するとマェーバ殿の方は「勝ち目の薄いゲームはしない主義だ」とか仰って、女同士は何か不敵に見つめあっています。よくわかりません。

「そうね、ゲラちゃんには未だ早いかもね」
「馬鹿にしていますね?」

こうしてマェーバ殿はアンヴィル郊外の自宅にお帰りになりました。夜が明けてしまったため、プラティ殿はそのままという訳にもいかず、いったん姿を隠す必要があります。どこにどうやって隠れるのかは女の秘密だそうです。我々は念には念を入れ、街中を通らずに海岸線からアンヴィルの港に戻ることにしました。そういえば気になっていたのですが、アザン殿の家の死体はどうしますか?

「彼女は盗みに入ったものとして処理する」
「・・・未だに信じられん」

侵入者の正体侵入者の正体は、港に住んでいるイゾルデ殿というレッドガードの女性でした。アザン殿曰く、飲み友達だとのことです。ゴーガン殿も知った仲でした。単純に「侵入した」だけでは私の危惧する相手と断定は出来ませんでしたが、マェーバ殿とも友人であり、そしてそもそもマェーバ殿にアザン殿を頼って家宝を取り戻すように奨めたのも彼女だったのだそうです。

「状況証拠に過ぎないが、イゾルデの描いた絵図では、
 死ぬのはマェーバだったかもしれない」
「・・・」
「御前たちが何を敵にしているのか知らないが、
 とにかくイゾルデは、アザンに直接手を出さなかった」

つまり、アザン殿は彼女に家宝を取り戻してくる、報復を恐れるならうちに来ればいい、とでも告げると踏んだのでしょう。そしてアザン殿の家でマェーバ殿の遺体が発見される。彼の横恋慕は友人には良く知られたことだったようで、そうなれば痴情の縺れから、とこじつけるのは容易い話です。

「排除したいなら酒に何か入れれば済む話だ」
「・・・」

クヴァッチの功績でアンヴィルからギルドへの補助金を得たという事実のあるアザン殿ですが、それでも《彼ら》にとって標的そのものとは目されてはいなかったはずです。理由は目立ちすぎているから。ただし皇帝を匿っている容疑者の一人ではあったでしょう。《彼ら》の標的は《クヴァッチの英雄》であるはず。つまりアザン殿は標的に近くはあるが、そのものではない。戦士ギルドが裏でブレードと協力しているらしいと、《敵》は掴んでいる筈です。つまり、アザン殿は監視されることはあっても、いきなり実力を行使する対象にはならないのではないかと予想されます。

「罪人にすることで社会的立場を奪えば、
 アザンに危害が及ぶ事は無い。そう彼女は考えたんだろう」
「・・・」

アザンの嘆きあくまで私の想像ですが、同族ゆえの連帯意識や信愛、そういったものがアザン殿やゴーガン殿、そしてイゾルデ殿の間にはあるのでしょう。少なくとも彼らには友情がありました。それが《英雄》という侵入者の所為で、敵味方の形で崩壊しそうになった。皇帝の犬に関わらせないようにするためには、社会的立場を奪うしか方法がありません。ふたりの苦い表情を見て、私はそんなことを考えていました。

「・・・話していいな、ゲラ=ハ」
「ええ」
「とにかく、後処理は俺たちに任せてくれ」

アザン殿は《敵》について、つまり皇帝を暗殺し、また帝国の転覆を狙って今も暗躍している謎の集団について、ゴーガン殿に明かすことを決意しました。この期に及んで隔しておけることではありません。もちろん、彼の知る範囲は全てではありませんが、それでもこの事態が、私がブレードの協力者であるが故であることは伝わる筈です。

アザンの嘆き2それは仕方の無いことでしたが、任せてくれと言ったゴーガン殿の背中は、今私が着いていくことを拒絶しているように思えました。事情を聞いたところでそれには変化がないかもしれません。秘密を持つ者に誰が心を開くでしょう。そして秘密というものは時に所持者を裁きます。こればかりは仕方がありません。

「・・・」
「で、次は私の番ね」

ふたりに背を向けた私にビエネ殿は遠慮なくたたみかけます。今日は疲れたので休みたいのですが。

「幽霊屋敷の件で、後始末が残ってるの」

ビエネさんと不死者の対決で、ここで初めて私は幽霊屋敷の件の顛末を伺った訳です。なんでも、屋敷を売りに出した男の先祖がとんでもない男だったらしく、何らかの魔法実験めいたものが屋敷で展開されていたそうで、委細は知りませんが屋敷の地下には魔方陣で封印された部屋があり、そこにモンスターが封印されていたそうです。

ビエネさんと自称魔法ギルドの人「モンスターというか、アンデッドね。
 よくわからないけど魔法ギルドの人が来て
 助けてもらったの」

なら、もう問題はないのでは?

「真相を知らず屋敷を買った男を探し出したいの」

ビエネさんとリセッテ嬢男?確かこの件の依頼者は女性だったような。話を伺うと、要するにその女性の彼氏が、あの屋敷で暮らせるようになったと彼女に権利書を送ったのだそうです。で、以降連絡のつかなくなった彼氏を待たなければならないため、女性は幽霊屋敷に留まる必要があったのだとか。人探しは結構なのですが、何か手がかりはあるのですか?

「彼氏は何か出稼ぎに出ていたそうなんだけど、
 何処で何をしていたのかは不明だそうよ」
「それはまた厄介ですね・・・他には何か?」
「だから、ゲラちゃんに知恵を借りたいの」

・・・私が関わって、良い結果に結びつくとは限りませんよ。私が狙われる事情持ちな以上は、中途半端に係わり合いにならない方が身のためです。

「待つ女の涙には弱いの。分かるでしょ」

では、いい機会なのでビエネ殿はその女性の力になる、私は旅を続けるということでは如何でしょう?

「慰めてほしいオーラは分かったから、とにかく来なさい」

彼女は私を引っ張っていこうとします。ちょっと待ってください。これは現実的問題であって、気分の問題ではないのです。理解してください。

「気分の問題でしょ?気落ちしている時は人と関わりたくない。
 気が乗っているときは、必要以上に親切。
 気が乗ってないときに居合わせた不運を呪いなさいって言うのかしら?」

ええ、認めますよ。分かりました、気分です。ですので無理矢理何かさせようとしてもいい結果にはなりません。というより、お互い徹夜明けであることを忘れてませんか?で、しばらく押し合いへし合いになるわけですが、するうちに背中のバックパックを取り落としてしまいます。もうね。勘弁してください。バックパックから荷物が飛び出してしまったので、仕方なくしゃがんで集めることにします。ええと、錬金術材料や道具、予備の武器や矢、野営道具・・・あとこれは例のアザン殿宛の手紙という名の新聞の切れ端。

・・・というところで、私は新聞の内容に何となく目をやりました。記事ではなく、広告欄です。

"5年ぶりの復活!あのシカ男が帰ってくる!
 新たな活躍の舞台は?如何なる真実を我々の前に暴くのか?!
 霧に煙る都の夜に、双角の仮面のシルエットが浮かぶ・・・
     シカ男シリーズ第7章『精霊の庭・安息の掟』近日発売予定”

新聞の日付は2日前。出遅れたようです。それにしても、もう少しマシな指示の仕方はできないのでしょうか。全然隠せていないうえ、私が新聞を読むとも限らないのに。

「残念ながら、時間が無いようです」

私はブレードの任務で帝都へ向かわなければなりません。あの方・・・ええとリセッテ殿でしたか、には申し訳ないのですが。

「ちょっと待って。これはどういうこと?」
「これとは?」

ビエネ殿はばら撒いた荷物の中から拾い上げた書簡を手にしています。何ですか?

「ゲラちゃん、リセッテの彼に会ったことがあるのね?」
「いえ?」

じゃあこの手紙は何?と問われるまで、私は忘れていました。確かに私は「リセッテという名の女性に思いを残して死んだ男」を知っています(#39 蒼き道の路傍で)。ですが同一人物とは限らないのでは。

「いいから来なさい!」

棒立ちが増えていることをお詫びいたします結局の所、私は幽霊屋敷に連れて行かれ、リセッテ嬢と会うことになりました。手紙を見せたところ、差出人は恐らく彼で間違いないとのことです。私はまた、悲劇を運ぶ役回りになりました。私はリセッテ殿に、彼が亡くなった状況について思い出せる限りを話しました。そしてブルー・ロードの外れに略式に埋葬した事も。

その墓を訪ねます、とリセッテ殿は静かに言葉にしました。今はたとえ街道沿いでも安全とはいえない世の中です。賛成はできませんが心情としては当然の話です。彼女は故郷の村で猟師をしていたそうで、弓ならそれなりに使えるとのことですが・・・

「ねぇ」
「済みませんが、私は急ぎ帝都に行く必要があります。
 途中までは付き合えますが、流石にブルー・ロードまでは無理です」

それに、もう私は目立つ場所で誰かと並んで歩く訳には参りません。

「帝都ね。分かった」
「お分かり頂けましたか」
「じゃあ出かけましょう。彼女も早く彼の墓まで行きたいでしょう」

本当に分かって頂けたのでしょうね?

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
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