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#65 Anvil Triangles(1)

.10 2008 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「そう、私彼に金で買われたの・・・」
「何だと!ギルドの任務で公私混同するとは、見下げ果てたヤツめ!」

人聞きの悪いことを仰らないでください

すみません、どうやらバーズ殿には冗談が通じないようです。

シェイディナルに戻った我々は、事態を報告します。まず、仕事は無事に終わったということ。ブラックウッド社について懸念があること。そして戦士ギルドの人間に私が襲われたこと。何となく口外すべきではないと考え、ジー=ター殿のことは話しませんでした。バーズ殿は私の為に鎧を用意してくださっていたようです。しかし大変非礼ですが、我々は急がなければなりません。私が襲撃を受けたことで、急にアンヴィルが心配になったのです。

鎧の謂れは、かつて戦士ギルドの地位向上のために、揃いのユニフォームを作成しようとしたもので、その試作品とのことでした。予算の関係で頓挫したようですが、デカデカとギルドのエンブレムがついているため、この鎧を着用した時の行動は気をつけないといけないと言い含められて我々はアンヴィルへと出発しました。

MOD:Fighters Guild Scalemail
左が男(軽)、右が女性(重)その名のとおり、戦士ギルド制服をイメージして作成された作品。兜から盾まで軽重両方あり、男女とも装備可能な標準ボディ用MOD。一見すると衛兵鎧のリテクスチャですが、細部に手が入れられているようです。導入するとCharrolの戦士ギルド1階に(玄関入ってすぐ)に宝箱が配置されます。
フルバージョンとライトバージョンのespがあり、フルバージョンでは、戦士ギルドでの階級がある程度(Protector)以上ないと手に入れることはできません。条件を満たしていない状態で宝箱に手を出すとギルド追放扱いになります。ライトバージョンではこの制限がなく、普通に入手できます。

この先の旅にあたって、ビエネ殿にお願いしたのは私と距離を取ることです。ことに街中では。具体的な危険があると分かっているので、などといった所で納得しそうにない彼女でしたから、このように提言しました。つまり私は囮であり、何かあったときに対処できるように距離を取ってくださいと。うまくいけば挟撃できるという訳です。いやまあ、彼女も二つ返事ではありましたがOKしてくださいました。

アザン殿が監視を受けているということで、結構心配していたのですが、アンヴィルが目に入るというところで彼の姿が目に入ります。まったく、心配していたのが馬鹿らしくなる姿です。というのも、往来で女性ともめているではありませんか。言いつけますよ、プラティ殿に。女性は肩で息をしているようでした。

「アザン殿、また女ですか」

また女か冗談めかして云いましたが、勿論油断はしていません。普段と違う事態が起きていることは怪しむに値するのです。また女、というのは実はアザン殿の仮面であると私は睨んでいます。確かに軽薄なところはあるのでしょうが、本質的には彼は一途なタイプに思えるので。何か意図があって女性ともめている姿を晒しているのか、とも考えました。逆にこの女性が《敵》であることも十分に考えられるのです。

「ゲラ=ハ、丁度いい。探してたんだ」

失礼にも私の冗談をスルーしたアザン殿は、ギルドの仕事があると言います。しかしようやく息を整えたらしい女性は困った顔で話を遮りました。

「お願いです。助けてください・・・」
「悪いが、その額ではギルドとして仕事を請けられないんだ
 金が払えないなら衛兵に頼むことを奨める」

現実を見た気がします。

「お願いです・・・」

女性の目が私に注がれましたが、アザン殿が何か目配せしています。何でしょうか。要するにギルドの仕事の方が火急だとかそういうことですか。

「悪いが、この男もギルド員だよ」
「もう堪えられないんです・・・」
「とりあえずギルドまで来てくれ。そういうわけでリセッテ、君には悪いが」

リセッテ、というのはこの女性の名前ですか。この時の私は、アザン殿の目配せの方が気になっており、女性の訴えよりも興味がありました。なのですぐに彼女の事を思い出す事が出来ませんでした。それよりも単にギルドで急ぎ、というだけじゃない事態を想定したのです。事情も聞かずに悪いですが、失礼しますよ。

私にも都合があるのですよ「どうしたの?」

そろそろ来る頃だと思っていたのですが、ビエネ殿の表情は険しいものでした。何なんですか。まさか私を責めているんですか。そんな何もかもできるわけがないでしょうに。

「おいおい、隅に置けないな。誰だこの美人」

ビエネ殿はアザン殿の逆襲にもいつもの冗談を返しません。

「知らないわ、こんな人。
 アルゴニアンに知り合いは居るけど、困った人を見て放っておくような人じゃないし」
「・・・」
「と、とにかく我々は街に戻る」

素っ気無い態度のビエネ殿と女性を残して、我々はアンヴィルの戦士ギルドへ行くことになりました。やれやれ。街に入りツカツカと歩を急ぐアザン殿に尋ねます。最近、変わったことはありませんか?

「話は後だ」

彼は表情を変えずに、しかし低い声でそう云います。どうやら《何か》あるようです。

ギルドに着くと見た顔に遭遇しました。戦士ギルドの待遇に多々言いたいところのあるマグリール殿です。彼は私の顔を見るなり、平坦に挨拶をしてきました。

「うまくやってるそうだな。噂を聞く」
「今のところツキに見放されていないといったところです」

揃ったなとアザン殿が職務を説明します。なるほど盗賊退治と。荒仕事になりそうですね。そしてオレイン殿がかつて予言したとおり、マグリール殿と組むことになるわけです。

どう見てもゲラ=ハは余所見「いや、今回は俺も行く」
「冗談じゃない。分け前が減るのは御免だ」
「気にするな。俺はゲラ=ハに貸しがあって、今回はタダ働きさ」
「あの女の件で動くんじゃないのか」

先刻の女性の件でしょうか。どうやら此処にもやってきたことがあるようです。突っ込まれると、アザン殿は眉も動かさずに云います。御前さんも言ってたじゃないか。金にならない仕事は御免だと、あれはまったくそういうことで、ギルドの仕事に値しないと。ううむ、何だか責められている気がするのは気の所為でしょうか。気にはなりますが、アザン殿の態度からして、先刻の女性が怪しいということでも無い様子です。とりあえずギルドの仕事を承りましょう。

Quest:盗賊たちの棲家(Den of Thieves)
戦士ギルドクエストらしい、単純な盗賊退治のクエスト。マグリールと共に行動することになります。同時にシーフギルド員だったとしてもペナルティはないようです。この盗賊というのは野盗で、シーフギルドとは無関係なのでしょう。いきなり盗賊の巣窟が判明する訳ではなく、アンヴィルで少々の情報収集が必要です。オプションとして盗まれた家宝を取り戻して被害者に返却するというクエストが付きます。これはこのクエスト本編の扱いには関係ないですが、ついでに小遣い稼ぎといきましょう。

盗賊の根城について情報を集める必要があります。早速酒場(Count's Arm)で話を伺うことにしました。まあ簡単ではありません。人々の口に簡単に昇るような隠れ家というのもどうかと思われますし。ここで聞けたのは、最近被害を受けたニューェイム(Newheim)殿という方の事だけでした。彼を探さなければなりません。

「そんなことより聞いたかい?あの屋敷の話」

Count's Arm内。どうやら街の人々の関心は、盗賊よりも別のことにあるようです。何でも幽霊が出るという屋敷の噂があるとか。最近になって越してきた女性が幽霊屋敷を掴まされたそうで、あちこちで助けを求めているそうですが、元々の住人でなかったこともあり、中々相手にしてもらえないそうです。というより、不良物件を売りつけられた可哀相な娘扱いですね。騙される方が悪いとマグリール殿は云います。それはもう、この街の高価な邸宅を所有するということへの羨望を隠しもせずに。

私は家というものに興味が無いので、よく分かりません。それよりも問題なのは、その被害者というのが先刻の女性であり、先刻からすぐ近くでビエネ殿と話していることです。彼女は相変わらず此方には見向きもしていませんが。

Quest:幽霊の賃貸物件(Where spirits have Lease)
本来は家購入クエストのひとつ。タイトルはWhere spirits have ease(魂の安息所)のシャレだそうです。名声に無関係なのと、家具付きの邸宅にも関わらず安価(5000)なのでオススメという所ですが・・・。
酒場(Count's Arms)などでベルウィン(Velwyn Benirus)と話し、家を購入→寝ると幽霊が出現→探索して骸骨の手(skeletal hand)と日記を入手→ベルウィンに苦情を言おうとすると既にアンヴィルに居ない→帝都でベルウィンと話す→Count's Armsで待ち合わせて、ベルウィンと共に真相の解明と幽霊退治、というのが本来の流れ。解決すると家の中もキレイになりますが気味悪い地下の設備などはそのまま残っています。日記ではリセッテ嬢(この方はとあるMODで追加されるNPCですが、また今度)が被害者という設定で、ゲラ=ハが関わるわけではないので、委細を省きます。

「行こうぜ。此処ではこれ以上の話は聞けそうに無い」

マグリール殿が急かしています。早く仕事を終えて一杯やりたいというところです。ところでアザン殿は亡霊の類と戦ったことがありますか?と私は声を上げました。なるほど、なるべくは避けるようにしていると。では、亡霊は冷気に耐性があるのをご存知ですか。聞いた話では、冷気のエンチャント付きの剣を所持した冒険者が、これで刃物も通らないバケモノを倒せると油断し、酷い目にあったそうですよ。

大変撮影に苦労した一枚。ビエネもアザンもコンパニオン状態。「そりゃあ馬鹿のすることだな。魔法に詳しくないなら、
 エンチャント装備なんて持つべきじゃないさ」
「むしろ銀製の装備で十分という訳ですね」

そういえば、この街の鍛冶屋にも銀製の武器が売ってましたよね。
いや備えあれば憂いなしといった所ですか。

先祖の家宝である冷気の剣を持ったビエネ殿が出て行くのを確認したところで、我々は酒場を出ることにしました。最近、盗賊に被害を受けたというニューェイム殿の家を訪ねます。氏は真昼間からゴクゴクと飲りながら、赤ら顔で苦情を言いました。

「ああ、やられたよ。
 ボスマーのチビ野郎どもがコソコソと、俺の蔵から荷を奪っていきやがった」

追いかけようとしたら召還術でモンスターを呼び出されて死にかけた、と彼は云い、居場所はここだ、と私の地図に印をつけます。しかしそこまでご存知なら、衛兵に頼んだ方が安上がりな気もしますが、勿論折角のギルド任務に水を刺すなどできませんね。しかし召還術まで使われて、よく居場所が分かるところまで追えたものです。

コイルはふとっちょぼよよよよん「俺のスペシャルマグを取り戻してくれ。
 こんな安いコップで飲ってもちっとも旨くねえ」
「・・・フロタ洞窟(Hrota Cave)だろ、町の直ぐ側だ。さっさと行こうぜ」
「ん?ああ・・・居たのか、いや悪気はないんだ」

彼自身もボスマーですので、当然のようにマグリール殿は気分を損ねています。ニューェイム殿も言葉では謝罪していますが、《居たのか》などと差別意識を隠しもしていません。とにかく、我々は退散し、問題の洞窟へと向かいます。実は街の直ぐ側でした。

「任務は任務だぞ、俺たちは正義の味方じゃない」
「御託はいい。糞面白くねえ、さっさと終わらせよう」

ええ、巣窟だという洞窟がこんなに街に近いなら衛兵に頼んで不思議は無いですね。それにニューェイム殿はアンヴィルの市街、すなわち港ではない側に一軒家を持てるだけの地位がある方です。にも関わらずギルドに依頼するのは、何かしら裏があるのでしょう。被害総額がどうのという話は無く、取り戻して欲しいのは家宝だけのようでした。しかし、この件に関しては職務として処理することなのでしょう。例えば、盗人がニューェイム殿の方だとしても、その証拠があるわけではありません。盗賊たちは武装して待ち構えているでしょうから、話し合いが成立するような状況でもなさそうです。

「ま、分かっていればいい。あんたの行動傾向を見るに、時々アレだからな」
「買い被りです。手が届くことしかできませんよ」

マグリールはスニークしません私とアザン殿はスニークの姿勢を取りましたが、マグリール殿はそうしませんでした。

「何だよ。そんな慣れない姿勢で戦えねえよ」

確かに、不自然な姿勢であることは認めます。
ですが、人数がいたときの事を考えると、スニーク弓で少しでも楽に進めたいところなのです。

「御免だね。チビだの何だの云われた上に、更に小さく縮こまれっていうのか?」
「仕方ない。おまえは後から着いて来い」
「云われなくてもそうするさ。あんたらほど器用じゃないんでね」

フロタ洞窟の戦い尤も、入るなり落盤があり、それが警報のために意図された罠であると判断するに十分だったので、結果から見ればスニークしている時間は短いものになりました。まあ、3人がかりなので、正面から挑んでも何とかなる内容ではあったのですが、今回の《盗賊たち》は魔法にも秀でており、洞窟の通路にモンスターを召還されて足止めされたりと苦労はありました。ついでながら、盗まれたという家宝のマグも発見しました。何でも、注いだ酒を冷たく保つことが出来るのだそうで。

「マグリール、共に戦っているという意識があるか?」

確かに独走であったり、パーティ戦闘においては意味の判らない迂回をしたりと、彼の動きはムダの多いものでした。しかし、ここに来る前に精神的なものがあったのですから、アザン殿もそのくらいにしてあげてくださいませんか。

「取り敢えずは無事に終わったな」
「ええ、3人寄ればナイスボートとアカヴィリの古い言葉にあるくらいで」
「楽なモンだったか。所詮チビのボスマーが相手だからな」

世の中には口の悪い人間もいる、その程度でいいではないですか。そのようなことを気にし始めたらアルゴニアンにもレッドガードにも幾らでも陰口はあります。というより、帝国における地位を考えるに、亜人種の者がいる目の前でそんな事を仰られても困ります。

アザンとマグリール「ひとつ忠告しておく。1人でやれと云えば待遇に不服を云い、
 人数を揃えても共闘の意志に欠け、棘のある言葉しか吐かない。
 ・・・それでは本当にどうしようもないぞ」
「あんた達には理解できないさ。
 世の中には器用に立ち回れない人間だって居るんだ」

御託はこれまでにして早々に報酬を寄越せと手を出したマグリール殿。アザン殿は表情こそ変えていませんがお怒りの様子です。しかしマグリール殿も、棘のある態度ばかりで疲れはしないですか?

その時、盗賊を一掃して静かになったはずの周囲に、モンスターの声が木霊します。
1頭や2頭ではなさそうです。こんな馬鹿な。

「来たぞ!ミノタウロスだ!」

突如現れるミノタウロスロード少しばかり蟠りがあったとしても、この事態では共同戦線を張らざるを得ません。我々は素早く隊列を整え、迫り来るモンスターに対処しました。しかしいったいどこに隠れていたというのでしょうか。我々は確かに、盗賊を1人残らず見つけるためにこの洞窟の隅々まで見て回ったと思うのですが。

(※アザンをコンパニオンにして共にこのクエストをこなし、現場でクエストを終了させることで起こり得る現象です。フロタ洞窟にはクエスト時に盗賊が配置されますが、通常時はモンスターが配置されています。そしてクエスト完了と同時に通常時用のモンスターが再POPするのです。また、通常はクエスト完了と同時にマグリールとPCとのリンクが外れ、マグリールはその場に留まるスクリプトなので、この場では即座にCompanion Orderをかけています。)

光源無しで撮るとやっぱ駄目ですね現れたのは大型のモンスターばかりで、暗がりに隠れていたとはとても思えません。まさか・・・懸念はありますが、とりあえず我々は、この洞窟を生きて出るために奮戦する必要がありました。狭い通路でミノタウロスとオーガに挟み撃ちにされるなど、まるで最初から配置が工夫されていたかのようです。

我々は辛くも脱出に成功しました。モンスターはいましたが、この罠の演出者は現れる事はありませんでした。とにかく、脱出行には良い連携が取れていたと考えたこと、そしてこれで空気は変わるだろうと思ったこと、それらは全て私の都合のいい思い込みでした。というより、私もアザン殿も、彼に必要な言葉を告げていなかったのです。

息を整えながらも、マグリール殿は不平を漏らします。

「ハア・・・ハア・・・冗談じゃない!何でこんな」
「済まない。給金には上乗せさせてもらうよ」

アザン殿がそう仰るのでしたら文句はないですが、いいんですか。

「このモンスターの襲撃は不自然だ。
 もしかしたら巻き込んでしまったかもしれない」

金さえもらえればどうでもいいという態度だった筈のマグリール殿も、よくわからない事態に眉を顰めます。それは・・・ここで敢えて言葉になさらずとも良いのでは。

「器用に立ち回ってる、と御前は言ったな。
 だがそうでもないって事さ」
「・・・」

逆に云えば端から見て巧くやっているように見えるということは、それだけ敵も作ると言う訳だ、とアザン殿は自嘲気味に仰います・・・が、それは私の所為なのでは。

マグリールの不満「ちょっと待てよ。要するに俺はあんたの個人的なトラブルの所為で
 危ない目に遭わされたってのか?!ギルドの任務中にだ!」

いえ、その・・・アザン殿ではなく私です。

「ああ、あんたの事なら、色々な噂は聞いてる。
 そうか、そういう訳か!ふざけるな!」

すみません。

「ああ、英雄だの何だので結構なことだ!
 だがな、事情も知らされずに踏みつけにされたんじゃたまらねえ!
 金輪際てめえらと関わるのは御免だ!」

本来なら報酬の支払いはギルド支部で行うのですが、今すぐ金を出せと云われ、私も懐から金を出さざるを得ませんでした。確かにブレードへの協力は私の個人的事情です。危険があるかも知れないことは認識していたのですから、これは大きな失態でした。マグリール殿の怒りは尤もです。

決裂「組織に属すれば、敵も同時に作る。
 複数の組織と関わると、どうしたって軋轢が出ることもあるさ。
 ま、そんな器用なヤツは限られてるがな。」

普段なら祝杯を上げたりもしたのでしょう。
しかしマグリール殿は金を受け取ると、我々に背を向けて去っていきました。
彼には本当に悪い事をしました。

危険があることを承知で、マグリール殿やアザン殿とギルドの任務を行ったのは私の身勝手です。 私は手の届くことしかできませんし、目の届く範囲でさえ全てに気を配れる訳ではありません。アザン殿にも十分ご迷惑をかけています。本当に申し訳ありません。

「マグリールのことなら、外すわけにはいかなかった。
 こういっては何だが、ヤツと組もうっていう人間がいなかったんだ。
 しかしヤツにも生活があって、任務は必要だった」

どちらかといえば俺まで行動を共にしたのが引き金かも知れない、とアザン殿は仰ってくださいます。クヴァッチの件では自分も、アンヴィルの公爵夫人に目をかけられる結果になったとも。

「気にするな。あんたの存在は確実にギルドにプラスになってる。
 そうでないならオレインが追い出してるさ」

しかし続けて、最近、尾行されているのを感じていたと彼は云います。そして私は最近、襲撃されたことを打ち明けなければなりません。それには、私が関わっている事が皇帝暗殺に関わるものだということも、明かすことのできる範囲で説明しなければなりません。アザン殿の方では、具体的な被害があったわけではないそうです。が、常に監視されているということで、問題が生じています。

「プラティ殿ですか」
「ああ。ここひと月、外出させてやれないんだ、困ったことに」

アザン殿の自宅に案内される私運が悪いことには、アザン殿の家はまさに見てくださいと云わんばかりの見晴らしの良い場所にあります。以前は夜中に彼女を連れ出し、次の夜に迎えに行くという方法がとれましたが、それができなくなっているようです。

「彼女には大問題でしょうね」
「・・・草だからな」

元より、街中でモンスターと暮らしているアザン殿は、結構人目を気にする必要があったのでしょう。私のためにお2人に迷惑をかけていると考えると、言葉がありません。

「監視は結構だが、俺は餌になりこそすれ、獲物そのものじゃないのは確かだ」

しかしあるいは監視している何者かが尻尾を出してくれればと思ったと彼は嘆きます。確かにそのとおりです。相手の人数どころか、姿も分からないのではこれから先が懸念されますね。

酒場などを見て回りましたが、ビエネ殿の姿がありません。件の邸宅でしょうか。とりあえずギルドに寄った我々に、謎めいた事態が待っていました。ギルド員の1人が、扉に差し込まれていたというアザン殿あての手紙を差し出しました。途端にアザン殿の表情が曇ります。

迷い「どうしたんですか?」
「俺に1人で来いと云ってる」

ど、どういうことでしょう。


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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
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