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#56 Affinity

.15 2007 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「ナインよ、殿下をお守りください・・・あのトカゲめ」

どじっこジョフレ

簡単にアミュレットを盗られた罰としてジョフレ殿にはドジっ子になっていただきました。

砂岩の洞窟(Sandstone Cavern)入口「殿下、やはり危険です」
「済まない。放っては置けないのだ」

私が行って来ても構いません、というとマーティン殿は首を振ります。何回か入ったことがあるから大丈夫だと。仕方が無いので着いて行くことにします。しかし、刺客がが後からやってくると危険ということもあり、ジョフレ殿は入口付近に残ることになりました。

きっかけはクラウドルーラー寺院に向けて出発する前に、とある農家を訪ねた事でした。そこはマーティン殿が幼き日を過ごした場所なのだそうです。養父が世を去ってからは他の人が住んでいるが、マーティン殿は度々そこで農作業を手伝い、そして教会には農作物を納入してくれる場所でもあったそうです。

シェトコンベ農場(Shetcombe Farm)そして農場の風景が平穏であったので一時は安心したのですが、住んでいる筈のスライス殿(Slythe Seringi)とおっしゃられる方の姿がありません。避難したのかと思えば、思わぬ書置きがあり、我々は彼を追ってこの洞窟までやってきたのです。どうやらスライス殿は、この洞窟にいるという「偉大なる存在」に、奉げ物を献上しに行き、「これ以上世界を破壊しないで欲しい」と願いに行ったようなのです。

彼は洞窟の中にいるという神だか悪魔だかがクヴァッチを破壊したのだと信じているようで、もちろんそんなものはいないとのマーティン殿のお言葉です。洞窟に居るのは神ではなく、ただのモンスターが群れを為しているだけでした。

Quest:沈みし者(Sunken One)
クヴァッチの近郊にあるシェトコンベ農場(Shetcombe Farm)へ行き、農家に入ることで開始。テーブルの上にある置手紙(小さいので注意。ボールの上にあります)を調べると、農家に住んでいる筈のスライス(Slythe Seringi)は、どうやら農家の近くの洞窟(Sandstone Cavern)に行ったことがわかります。洞窟の中で調査を続け、最終的には沈みし者(Sunken One)を倒してクリア。このクエストに関連するメモは3つあり、最初は農家に、残りのふたつは洞窟内にあります。ただし、2番目のメモの発見は必須ではありません。特にクリア報酬はありませんが、特定の条件を満たしボスを出現させるという、このゲームでは珍しいタイプのクエストかもしれません。

砂岩の洞窟1洞窟の中には野で見かける様々な種類のモンスターたちがいました。マウンテンライオンなど、こんなところで快適に過ごせるとは思えないのですが。他にはスプリガンや最近はすっかり馴染みになったドルーなどがいました。さらりと書いていますが、私が思っていたよりマーティン殿を守る必要が無かったことが大きいです。彼はエンチャントされた短剣を持ち、更には自身でも治癒や破壊の魔法を唱えることができるのです。それにしてもローブ一枚という不安はあるのですが、アカトシュの僧侶というのは、このような場所に立っても慌てないでいられる修行は積むものだということでしょうか。

「君は戦士ギルドに属しているようだが、初めからそのつもりで腕を磨いたのかな?」
「成り行きです」
「今となっては僧侶であることを誇りに思うし、それ故に惜しさもある。
 だからといって私も最初から僧侶になるために生きて来た訳ではないよ」

まあそうですね。生きていれば色々ありますよ。マーティン殿も最初から僧侶になろうとした訳では無かったということですね。この世界で生まれた子供ならそうなのでしょう。衛兵を見ればそれに憧れ、自由に旅する冒険者を見れば旅を夢見、騎士や大魔導師になる夢に思いを馳せた事もあると彼は続けます。

ストーリー上で同行するNPCはスニークしてくれません。「しかしまさか、皇帝とは夢にも思わなかった」
「私もそのような方と洞窟に潜るとは考えたこともありませんでした」

自嘲気味の冗談に我々は互いに肩を竦めてみせます。農場からの距離を考れば、マーティン殿とこの洞窟の付き合いは少年時代に遡るのだと想像できますが、スライス殿はいったい此処で何を見たのでしょう?その・・・神がかった存在と思えるような何かがこんな場所に?

「子供時代は近寄れなかったよ。十分に腕白だったと思うが。
 逆に悪い事をすると《沈みし者》が枕元までやってくると
 戒めがあった程だ」

確かにこのような洞窟に入るのは子供の冒険心でも只では済みませんね。要するにスライス殿の信じる《沈みし者》とは、そういった子供時代の思い出でもある存在で、実体の無いものの筈なのでした。長じては修行と薬品素材の収集を兼ねて何度か入ったが、こんなに奥まで進もうと考えたことは無かったと彼は云います。

スライス殿は「何か」を見てその《沈みし者》と思い込んでしまったのかもしれません。偶像のみで姿を見ることはないであろう大いなるナインやディードラの神々よりは、まさに姿を見ることができる何らかの存在を信じてしまうことは有り得るということですか。

「シェトコンベ農場はずっとアカトシュ教会と付き合ってきた。
 私が僧侶になったのも、父・・・養父が教会に作物を買ってもらっていたからだ」

人付き合いのない辺境のものであればともかく、僧侶としては無力を感じると彼は続けます。

「しかし何を信じて何を礎に、支えにして生きるかは人の自由でもある」

そうですね。彼には彼の考えがあったのでしょう。畏れのあまりということも考えられますし、馬鹿なものを信じていたとは限りません。

「クヴァッチの今に至る兆候かもしれなかった、と?」
「後付けだからこそ云える言葉に過ぎません」

砂岩の洞窟2宝箱など碌に見ている時間はありませんが、その宝箱の上にメモがありました。洞窟の奥にいるという《沈みし者》が、彼のはたらきに応えてくれないどころか、奉げ物を持参する彼を理不尽に扱うと綴られていました。子供の戒めに使われるようなものを声高に叫んだところで、冗談にしか取られなかったでしょう。

「急ごう」

立ち止まっている場合ではありません。我々は徘徊するモンスターを倒しながら奥へ急ぎ、そして・・・まるで谷底のようなその場所で、スライス殿を発見することになりました。貢ぎ物だという宝石の入った小袋を傍らに、彼は帰らぬ人になっていました。

砂岩の洞窟3「・・・遅かったか」
「クヴァッチの襲撃からふた月です。
 姿を見つけられただけでも幸いかもしれません」

そう、時間は過ぎていました。私がこの国を彷徨い、そしてマーティン殿がクヴァッチの復興に手を尽くしながらも、皇帝であるという自身の運命に逡巡していた時間が。ある程度は初めから分かっていた事です。それだからこそジョフレ殿は彼の行動に本音では賛同しかねていることも納得できますし、それでも放っておけないという彼の気持ちもまた理解できます。

「またひとつ、償うべきことが増えた」

マーティン殿は悔恨に表情を歪めます。確かに最善では無かったかもしれませんが、責められるべきことではありません。何処の誰が彼のためにこんな場所まで来たのです?少なくともクヴァッチも貴方自身も周囲の事だけで精一杯だったことは分かります。

「ただ無力を噛み締めているだけだよ。ただの自己満足だ。
 もしも無事ならば、とも思っていたが現実は甘くない」

仰るとおりです。どうにも、彼はそのように無力であることと、皇帝という言ってみれば万能の力を手にしてしまうことのギャップを拭えず、それ故に重くのしかかる責任について考える時間がまだ必要なのでしょう。

「少なくとも無力を感じた時、私は逃げ出しました」

当時はそうは思っていませんでしたが、今はそう云えます。ゲッコ族はサルーインの子でありながら、サルーインの尖兵となることをせず、さりとて人間たちからはモンスターと同列に扱われる。英雄ミルザによってエロールの時代となった現在、下手をすればいずれの側からも迫害されかねないのです。少なくとも放っておいてくれと穴倉で蠢いているよりもできることがあるはず。それを一族の誰一人として納得させることができなかった無力な私は、生まれ育ったその母なる穴倉を逃げ出したのです。若かった私は、それが人間たちの間に入った事で何かが示せるという堂々とした態度だと思い込んでいました。今では、少なくとも故郷を去らずともできることがあったのでは、と思うことがあります。後悔はしていませんが。

久々にマルディアスのことを口にしたので、思わず饒舌になってしまった私は、目を白黒させているマーティン殿に気付きました。例えることも何もせず、まっすぐにゲッコだのサルーインだの口走ってしまったのです。まあ、ジョフレ殿には話していますからいずれ分かることですが。

「それはアルゴニアの話ではないようだね」
「ええ。私はタムリエルの者ではありません」
「興味深い話だ」

よく考えれば似ている部分があるのです。数多の神を頂き、中でも光の側を支持する者が多数を占めている部分。闇の側から破壊への執念が感じられる部分。まあ、マルディアスでは1000年前に破壊の神が封じられて以来、音沙汰がないのですが。

「いや、帝国は勿論、敬虔なナインの信者が支えるものだが、
 周囲の国にとっては異教徒(インペリアル・カルト)だ」

なるほど、タムリエルは少し複雑だということですか。一口に同じ神を奉ずるといっても、過激な宗派もあると彼は続け、そしてディードラの神について言い淀みます。

「一度でも深く魔法を学んだ者は、殆ど例外なくディードラの神々の力に心を奪われる。
 帝国も表向きほど一枚岩ではない」

クヴァッチの件は脅威であると共に、多くの魔導師たちにとっては《忘却の世界(オブリヴィオン)》とこの地にはっきりとした行き来の手段が現れたことは興味の対象でもあるだろうと彼は云います。そうそう、こんな話をするのにもう《おょ》はやめましょうよ。

「いや、口にすると穢れるので縮めて《おょ》と言うべしとの噂だよ」
「何なんですか」

沈みし者(Sunken One)油断していました。いえ、一体どうやって現れたのか、それはいきなり至近距離に現れました。見たことの無い岩の塊のような姿。まるで誰かが岩で形作った人形のようにも見え、見た目から予想されるほど鈍重でもなく、それは突然に雷の破壊魔法を唱えながら近付いてきたのです。

「・・・こんな場所に?!」

我々は体制を整えられず、岩の塊から伸びた頑強な腕が放つ拳の一撃は、慌てて武器を構えた私の防御を崩します。これが《沈みし者》なのでしょうか。斬りつけてもダメージを与えたという手ごたえに繋がらないのも戸惑いました。感覚は全く大岩に斬りつけたのと同じもので、これでは武器がもつか不安です。実際にこのモンスターの体力はかなり高かったのですが、終わりは突然に訪れました。まるで操っていた糸が切れたかのように、モンスターは数多の岩になってその場に崩れ落ちたのです。

相手にしたのがたった一頭のモンスターでありながら、我々は肩で息をしていました。

「これが《沈みし者》の正体か・・・なるほど」

戦いの後私にとっては初めて見る相手でした。しかし彼は云います。これはアトロナック(Atronach)というモンスターの1種である、と。そういえばクヴァッチではフロスト・アトロナックという、まるで氷柱でできた巨人のようなモンスターと対峙した覚えがあります。マーティン殿の話では、アトロナックは各属性の精霊とも考えられている存在だそうです。召還魔法を学ぶ者であれば召還できるモンスターの1種として親しみが深いと。何故なら霊体やゾンビ、レイスといった死者の魂や、ディードラに属するモンスターを使役するよりも罪の意識が少なくて済むからだとか。

「しかし、アトロナックも本来は異界の住人。
 こんな場所で見ることになるとは、異変の兆候か残り火か・・・」

(※ゲーム上では主にゲート内外で見ることになります。ただ、レベルで出現モンスターが決まるため、洞窟でも場所によっては3色のアトロナックを普通に見ることがあります)いずれにしてもアトロナックでも最高位とされるストーム・アトロナック、あるいはそれに近しい存在が《沈みし者》の正体であったようです。

結果として、我々は誰も救い出すことが出来ませんでした。とにかく戻りましょう。ジョフレ殿も心配されています。・・・というよりも元来は口煩く余り気長では無い彼のこと、そろそろあのハゲもキレそうです。

「遅い!ゲラ=ハ君、事態をわきまえたまえ!」
「いや、私の我侭だ。彼を責めないでくれ」

洞窟の入口付近で手持ち無沙汰にしていたハゲは、我々の姿を見るなり小言を始めます。たまえじゃないですよ。お気持ちはお察ししますけど。そしてそのジョフレ殿の焦燥というか、国を憂えるグランドマスターの思い虚しく、洞窟を出た我々の前に現れたのは・・・

ゲート出現「ゲラ=ハ!あれを!」
「そんな・・・また」
「あれが《おょ》なのか・・・」

マーティン殿がこれを放置できる筈もありません。或いはそれが《敵》の思惑であったとしても、クヴァッチはすぐ近くなのです。空は再び不吉な赤に染まり、雷鳴が轟く中、我々は其処へ向かうしかありませんでした。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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