スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#47 白馬の騎士(5)

.11 2007 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「クエストクリア前からありますよね、マゾーガ殿の白馬」
「いちいち細部に突っ込みを入れるな」
「何故お乗りにならないんです?」

貰った白馬はMy White Stallionと表示され、名前はありません。

「唾液が止まらなくなるんだ」

マゾーガ殿は生理的に馬が好きです。
馬が怯えますので1頭くらい軽いとか仰らないでください。

初期状態では、Lower Barrackがプレイヤーの部屋(気になるルームメイトつき)数日が過ぎました。私とマゾーガ殿はブラックボウ探しと、レヤウィン周辺の危険を排除する日々です。いい加減にしたいところだったのですが、何しろ終日殆どの時間彼女が側に居る状態です。ロッジの部屋は同室で、目覚めては任務という毎日なのです。

(※ロッジのベッドはどれを使っても構いませんが、一応部屋割りは設定されており、各ベッドは誰のものだと分かるようになっています。マゾーガを含む各NPCは、そこで眠るようになっています。名前の付いていないBed、つまりプレイヤーのベッドは、マゾーガの隣を含め数箇所あります)

初期状態では、Lower Barrackがプレイヤーの部屋(気になるルームメイトつき)こうした毎日の中、レヤウィンの西門を出たところで、帝都の兵士らしき男に声をかけられます。

「騎士殿、少々時間を頂けないか?」

まずいことに、この数日でレヤウィンの人々の我々に対する認識はもはや白馬騎士になってしまいました。まあこの格好なので当然なのですが、ギルドの方は首を傾げていらっしゃいました。一応弁明は必要でしょうか。常にマゾーガ殿がいる今はそれも中々できないのですが。

「何用か?」
「実は伯爵の命でスクーマの密売人を追っているのだが、私一人では心許ない」

スクーマ(skooma)とは、帝国法で禁じられた薬物だそうですが、流通を止められるに至っていない現状があるそうです。そういえば帝都の外壁に隠れてロックピックを売っている男も取り扱っていたような。というより私は最近その被害にあったのですが、どうしてくれましょうか、寝枕で鹿の肉をしがみつつ書物から騎士の言葉遣いを学んでいるマゾーガ殿?

「ふむ、それならば我等に任せられよ」

まさかその人物から買ったりしてないでしょうね?というかまさか証拠隠滅を図る気では。正しさを証明するんじゃなかったんですか?などと視線で突っ込みを入れますが、彼女は全く動じません。

「スクーマの売人か・・・由々しき問題だな」
「ではお願いする。奴を退治し、証拠の指輪を持参して頂きたい」

Quest:グレイランドを襲撃せよ(Raid on Greyland)
レヤウィン西門の外に立っている兜をつけていない兵士、レリクサス(Lerexus Callidus)に話しかけて開始。グレイランドという場所にある小屋に入って敵を倒し、その証拠となる指輪をレリクサスに渡せばクリアです。報償はお金だけですが、敵の装備品(レベルで変化します)がいいのでお得なクエスト。余談ですが、クリア後レリクサスはレヤウィン城の奥に入っていき、二度と出てこないと思われます。

兵士から情報を聞き、我々は売人の潜伏場所であるというグレイランドに向かうことにしました。急斜面が隔てているとはいえ、レヤウィンの直ぐ側です。なるほど、蜜売人の潜伏場所としては面白い立地です。その気になればすぐ捕まえられそうなものですが、いつも逃げられているのはひとえに人材不足ということでしょうか。

グレイランドの小屋その場所を発見するのにさほどの手間はかかりませんでした。慎重に近付くことにしましょう。見た目はただの小屋なので、出入口さえ押さえれば逃げられることはないかと。見張りの姿が無いのが気になります。

「一気に踏み込むぞ」
「大丈夫ですか?」
「奴はココでのし上がったような男だが、鈍ることもあるさ」

と、マゾーガ殿は私の頭を小突きながら云います。そういう時は通常自分の頭でするものです。要するに本件の首謀者とされる男は頭がよく、それなりに儲けているが、腕っ節はたいした事は無いと。ただ、稼ぎがいいので厄介な武器を持っている可能性はあるということですね。悪党に詳しいですね全く。おまけに・・・そうですね、今まで素顔を晒していなかったのですから、彼女が相手に気取られることはなく、彼女自身は悪党に通じているということです。この地方の悪党たちには同情を禁じ得ません。

密売人との対決そんなわけでスニークの姿勢のまま扉から飛び込みます。勿論その瞬間に誰何され、戦闘状態に入ることに。相手が手にした武器の放つ輝きはまさに魔法がエンチャントされていることを表しています。立ち上がる前に炎の一撃を食らってしまいました。膝の上の何を気をつけるんです?ああ、ヘンなことを思い出してしまいました。スニークから立ち上がる作法とか何とかこじつけたジョフレ殿の言葉を。

マゾーガは持ち物の薬を使用。ゲラ=ハは敵の魔法効果が継続中。我々は打ち合わせナシに役割を分担し、私が奥の重装の男を引き受け、飛び込んできた見慣れない軽装鎧を着たダークエルフはその間にマゾーガ殿が倒してしまいます。首謀者はそちらのようですね。証拠になる指輪と・・・この鎧も頂いておきますか。何しろ私の鎧は売り払われてしまったそうですので、騎士団を出て行くときの為に、軽装備は確保しておかないと。

「・・・何してる」

倒す前と鎧のテクスチャが変わっておりますうっ・・・この後も黒弓盗賊団を捜索することを考えると、余計なものは持つなということですか。何とか誤魔化さねば。

「マゾーガ殿、」
「余計なモノは持つな」

いや、そんなことより見てくださいよ。小屋の中には首謀者と用心棒のふたりでしたが、何とここにはダブルベッドがひとつしかないんですよ。どういうことでしょうね?

アッー!疑惑のダブルベッド「男色だからどうだというんだ」

そんなきっぱりと。駄目です。誤魔化しきれません。

「いいから荷物に入れたグラス装備を置いて行け」
「いえその初めて見るもので」

知ったことかとマゾーガ殿は睨みつけます。もうね。分かりましたよ。

MOD:Oddbasket Glass Replacement
全身グラス装備の例。暗い所では見た目がこんな風に見えます。軽装鎧のトップランクであるグラスシリーズですが、標準の緑色(上記の戦闘中の画像)が気に入らない方も多いようで、様々な色替えMODが出ています。これはゲーム標準のグラスシリーズの武器防具を透明感のある白に差し替えるものです。追加としてVoid Mirrorシリーズと名付けられた、やや色の濃い装備も追加され、帝都のBest defenceで販売されます。どうやらこれにエンチャントをつけるかどうかで複数のespから選択できるようです。

先程の兵士レリクサスに結果を報告し、賊討伐の証となる指輪を渡しました。彼は伯爵から出たという懸賞金を我々に支払います。伯爵に報告に行くのでしょう、その後彼は門からレヤウィンへ入っていきます。

「試しに今すぐ街に入っていって、あの男に伯爵のところまで
 ご一緒しましょうと告げたらどんな顔をするのだろうな」

どういうことです?

「憶測だがな」

彼女の考えでは、この蜜売人討伐が伯爵の依頼というのが偽りだというのです。兵士レリクサスの風体は帝国兵でした。それがレヤウィンの為に働くわけが無いということですか?

「あれは恐らく城の者だ。しかも普段姿を見ないとなると
 奥の警備にあたっている近衛兵だな」

何故そんなことを言い切れるんです?

「命令系統の問題がある」

巡回する帝国兵つまり、帝国兵は通常帝国領内の巡回を行い、危険を排除することを任務にしているし、時には盗賊など犯罪者を追うこともありますが、人数が必要になるような場合、帝国兵として人数を揃えるのがまずひとつ。そうでない場合は近隣の地方都市の執政者、すなわち伯爵を通し、その騎士団へ依頼するのが通常のルートと考えられるとのことです。昨晩本で読んだばかりだと胸を張るマゾーガ殿。

「西門前から北は白馬騎士でもランパート卿の巡回範囲だ。
 あの男が街の門の前にいたのなら、彼に会っていてもおかしくないが
 現実には声をかけたのは我々だった」
「たまたまです。しかしいつのまに巡回範囲などをお知りに?」

腑抜けた返事が御気に召さなかったようで、マゾーガ殿は眉を吊り上げます。所属する組織について少しでも知りたいとか、同僚のことを少しは知りたいとか思わないのかと怒られました。まあ、ここ数日の生活を振り返ると騎士団員とコミュニケーションをとる時間は殆どありませんでしたから、彼女の知識は殆ど書物や記録からのものだと思われますが。

「おまけに懸賞金、かつスクーマ密売人ときている」

まあ騎士が、賊を討伐したと懸賞金を渡されるのもヘンな話だと思いましたが、もうやめませんか?詮索したところで何になるんです?穿って見れば幾らでも考えられますよ。例えば指輪です。身の証となる指輪を持っている事実は、その者が何らかの地位にあることを意味しているはず。つまり我々が倒したあのダークエルフの出自はある程度の地位にあり、通常の命令系統で事を起こすわけにいかなかったとも考えられます。

「我々が異様な速度で黒弓盗賊団の討伐に成功していることを、
 いや、従騎士(squire)でも正騎士(Sir Knight)でもない
 中途半端な遍歴騎士から上の位に進むことを望んでいない者が居る」

そうですか、気付いておられたんですね。流石に濁りの無い瞳で上だけを見ている訳ではありませんでした。何といっても彼女は一人で戦い抜いてきた方です。用心深く無ければ荒野で生き残って来れなかったでしょう。私が知っているのは、はっきりと本人の口から言われたからです。彼女のように洞察の末のことではありません。

「知っているのか?」

知って如何します?此方の世界では邪魔だからと斬って棄てる訳にもいかないでしょう。軽率な行動を取らないと誓えますか?それに、此方には最初から数多の敵がいると知りつつも貴女は騎士になった筈です。私にはっきりと言ったのは一人だけですが、実際は騎士団の誰もがそう思っておいでかもしれませんよ。少なくとも正騎士であるということはイコール貴族であることだと私も知りました。

マゾーガの服はHighwayman shirtです。何のMODで形が変わったのか、これがわからない「ゲラ=ハ、装備の修理をしてくれ。それで文句はあるまい」

いきなり脱がないでください。私は彼女の装備品を押し付けられて、彼女は予備の装備に着替えます。予備の剣お持ちじゃないですか。全然何もしない証拠になりませんよ。

伯爵夫人の本音「後のために知っておきたいだけだ」
「・・・恐らくは伯爵夫人です」
「まあ、それ以外に答えは無いな」

公明正大で聡明な女性と言われるアレシア・カーロ伯爵夫人。
カロール伯爵家から嫁ぎ、伯爵を支えるレヤウィンの母として知られるその方は、私にはっきりこう云いました。アルゴニアンさえいなければ、レヤウィンはもっと良くなると。(※名声値によるかもしれませんが実際に言われます。プレイヤーキャラをアルゴニアンにして話しかけてみてください)

城づとめのカジートの声それなのにはっきりと伯爵に対して我々の徴用に意見しないのは、毒をもって毒を制する心構えでいらっしゃるということです。そういうことを対外的な聖母の笑顔を崩さずに仰るのですから恐ろしい。城内の方には彼女の本心を見極めている方もいらっしゃるようで。ところでカロールにはあの麗しのダー=マ嬢がいらっしゃった筈で、其処からこの地に来た方の言葉として、私は複雑なものを感じていました。

斜陽「御前は《楽園(Paradise)》の話を聞いたことがあるか?」
「いえ、寡聞にして」
「今に帝国は潰え、その後に楽園ができる等と唱える
 馬鹿な連中が居るそうだ」

それだけ不満分子を抱えているということですか。
というか、何かとんでもない話を聞いている気がしなくもないのですが。そういった者たちが起こしそうな事件を、私はこの世界で目覚めた直後に目撃してしまったのでは。

「ラ’ヴィンドラからの又聞きだが、馬鹿な話だ。
 彼女も云っていた。その《楽園》にも我等の居場所など無い」

と認識せざるを得ない経験をされたということですか。

「他人の作った《楽園》など御免だということさ」

何か陽が落ちて冷えてきましたね。今日はもう帰りましょう。さっさと修理しますので少しお待ちください。大丈夫です。そのお顔に似合わない「ひくちっ」というクシャミについては秘密にしておきますから。



少々の不安を抱えながらも、何日か後には黒の弓がある程度揃ってしまいました。我々は伯爵と謁見せねばなりません。たとえ何があろうと彼女は立ち止まる気はないのですから。

謁見「素晴しい。この忌まわしき弓が増えるたびに
 かの賊共は力を失っていくのだ。
 諸君の目覚しい貢献には応えねばなるまい」

いえ、騎士の務めですとマゾーガ殿は頭を下げます。伯爵のお隣に今まさに鎮座しておられる伯爵夫人の事はどうお考えになっているのでしょうか。伯爵は続けて、我々を正騎士としようと仰います。隣の表情を伺うほど私も愚かではありませんが、伯爵夫人は少なくとも私は歓迎していない筈です。では、こうしましょう。

「これら功績は全て彼女、マゾーガ殿のものです」
「相変わらずだな、君は」

これは事実なのです。私では土地勘のないレヤウィンの地で戦果を上げることは不可能でした。

「承知した。そうまで云うのなら、君は彼女の従騎士になりたまえ」

謁見2いえその、そうするとまた話が面倒なことになりそうなので遍歴騎士のままでいいのですが。と、話の途中で伯爵夫人は退席されました。妥協点としてご満足いただければいいのですが。元より私には騎士になる理由がありませんし、ある意味伯爵夫人と利害は一致しているのです。

結局伯爵は頷き、私を従騎士とはするがマゾーガ殿と同じく白馬を下さると仰います。従騎士はともかく落としどころとしてはそうなりますか、と考えていると、伯爵は暫く視線を落とし、考え込んでおられます。退去せよ、という意味ではなさそうですが、暫くの間が空きました。

「では・・・宜しく頼む、騎士たちよ」

何かあると思いきや、終わりですか、と思ったところで、伯爵は私に蝋で封をされた手紙を渡しました。どういうことでしょうか。ここで言葉にできない内密の要件ということですか。とりあえず退去しましょう。我々が挨拶を済ませ去ろうとする背中に、伯爵の小さな声が今一度聞こえました。宜しく頼む、と。

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://geckob.blog83.fc2.com/tb.php/57-1312f756

★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

Category

Recent entry

LINK+

Recommend

Page Selector

RSS

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。