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#38 The Stone Cap

.21 2007 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
昼間は何となく気が咎める部分はあるのですが、夜中にはその心配はありません。

犯罪ではないのです。ホントです。

い、いえ実はこの世界では、畑のものを少々いただくのは犯罪にあたらないのです。ホントですよ。よくこの制度で農業を営む者が絶えないなとは思うのですが、スィロディールは全体的に神の加護で土地が肥沃なのかもしれません。

さて、カロールを出発した私は、帝都へ続くブラック・ロードを東に進み、帝都を臨むルメア湖が見えたところで今度は北への未踏のルートを進みます。湖の外周に沿って造られたこの街道はレッドリング・ロードと呼ばれているそうです。常のように盗賊や獣と時々出くわしつつも旅は快調でした。

陽が落ち、夜も更けてきたところで村を見つけます。夜中なので畑の作物を少々失敬していました。食糧、また錬金術素材の収集というわけです。

ひとりでに開いた門ギィィ

どう例えればいいでしょう。間男が帰り際に足音に驚く、いえ、そんな経験はありません。とにかく私の目の前で畑を囲う柵に設けられた門がゆっくりとと音を立てて開き、流石に驚きました。草も音を立てないほどに風は無く、もちろん誰の姿も無いのですから。

「あ、あの」

続いて男の声がします。なんとこの夜の暗闇の中でスニーク状態を見破られています。かといって悪事を働いていたわけでもなく、胸を張ればいいのですが、私は思わず手にしかけていたカボチャを置き、何とは無くバツの悪い思いで周囲を見回します。

「すみません、此処にいます」

何処にいらっしゃるのかさっぱりわかりません。

「あなたの目の前、今置いたカボチャの辺りです」

う、いえその、驚かせないでください。というか誰の姿もありません。これでも洞窟内での戦いなどで相手より先に敵を捕捉する技術は鍛えてきたつもりなのですが。


相手の見えない会話画面「あの、実は」

今目の前にいるというディラム(Diram Serethi)と名乗るこの人物によると、どうも近くの砦に居を構えた魔導師の実験か何かで村人皆が透明にされてしまったうえ、元に戻れないで困っているのだそうです。

今まで畑の作物を失敬していたこともあり、助けることにしました。といっても迂闊に殺せば解除の手段が分からないままなので、何とかその魔導師から話を聞き出さなければなりません。

Quest:Zero visibility(透明人間)
これは魔法ギルド員のときの反応。帝都からは北に位置するアレスウェル(Aleswel)という村で起こった村人透明化事件を解決するクエスト。メイジギルド員であったり、特定のスキルが高いときは、魔導師の態度が変わり、若干展開が変化します。クエストをすすめるには、まずディラム(Diram Serethi)と話して依頼を受けなければなりません。宿屋に入れば間違いなく向こうから話しかけられますが、日記のように建物に入らなくてもいきなり話しかけられることもあります。ちなみに、少し後味が悪い面もあるこのクエストが、メインクエストで「クヴァッチの英雄」と呼ばれつつ、徒歩でカロールからブルマに向かうルートに配置されているところに、製作者の作為を感じます。

なお、クリア後はステータスダメージを受けた状況になってしまうため、一刻も早く教会へ行くことをおすすめします。

●この透明魔導師アンコタール(Ancotar)の姿が見たいなら、
 彼から貰った巻物を彼の目の前で使ってください。
 1回に限りそういうおふざけも許されます。
●アンコタールは、このクエストを真面目にクリアした場合には、
 Companion Orderで仲間にできました。
 目に見えない魔導師とはいえ、敵には簡単に見つかります。

「おお、行ってくれるのですか。どうかお気をつけて。
 奴は素行の悪いエルフです。その辺のモンスターを透明にしているかも」

ダークエルフは他のエルフを嫌っている、くらいのことはもう私にも予備知識があります。

カラクタカス砦(Fort Caractacus)さて、最初から「透明化した第三者がいる」と分かっていれば、見破る方法があります。それは神秘魔法の生体探知(Life Detevtion)系の魔法です。帝都で興味半分に購入しておきながら、今まで碌に使ったことがありません。私が使えるのは最低ランクの呪文なので、効果時間は短く、範囲は狭いので、突発的に襲われることに対しては無力かもしれません。結構厄介なことになりました。実際に目に見えない熊やライオンに襲われましたが、生体探知をしても動きを捉えきれず、結局のところは無我夢中で槍を振っていれば当たった手応えが、という少々不格好な戦いになってしまいました。

砦の入口そんなわけで、迷惑極まりない魔法を撒き散らした魔導師アンコタールがいるというカラクタカス砦(Fort Caractacus)にやってきました。踏み入ろうとするなり砦の上のほうから何か罵声が聞こえてきます。ふむ。足音はすれど姿は見えず。どうやら当の本人も透明化しているようですね。生体探知をかけて昇ってみますか。

「って」
「何のようだ!」

生体探知をかけた途端、目の前にピンク色の反応。なんと目の前に目的の人物がいたようです。

通常の場合の反応。「その紋章、おまえは脳味噌の無い連中の一員のようだな」
「ギルド員として来た訳ではありません。
 アレスウェルの人々に頼まれて来ました」
「アレスウェル?ああ、いつも苦情ばかり言ってくるあの連中か」

とにもかくにも、村人は困っていますよ。

「便利ではないか。最強の効果時間を誇る透明化呪文だぞ?
 誰にも行動の邪魔をされないし、見咎められることもない。
 何が困るのかさっぱりだ」

いたずらしたり覗きしたりするんですか?あまり上等な趣味ではないですね。

「まあ、効果は1、2年というところだから今後はもう少し・・・
 御前では話にならんな。さあ研究の邪魔だ。出て行ってくれ」
「そうは参りません。村人はそんなに待てませんよ。
 商売も何もできないでどうやって生きろと云うのです?」
「透明なのだから、食糧も金も何とでもなるではないか」

ほほう、そういうことなら、こちらにも考えがありますよ。

「何を訳の分からないことを」

ご存知のように、街道は帝国兵が巡回していますね。もしも透明なモンスターに襲われて行方不明になった兵士がいたら、当然調査が行われるでしょう。私も村の人々も喜んで証言しますよ。邪悪な魔導師の仕業だと口を揃えて。

「フン、戦士ギルドの下っ端風情が私を脅すつもりか」
「いえいえ。もしもの話です。此処に至る途上でも勇壮なる帝国兵が
 ミノタウロスを退治していました。十分に有り得る可能性ですよ」

もっとも、魔法ギルドにでも告げ口した方が面白いかもしれませんね。無許可で村人を実験台にしたとなればネクロマンサーに等しいとでも。確か、魔法ギルドはネクロマンサーを排除する方針でしたね。人の噂というのはなかなかこれで興味深いものでして、魔法ギルドに縁の無い私でもこういう話は耳に届くのです。孤独なる求道者には得られないものを市井から得ることがある、というのもまた事実だったりするのですよ。

「ま、待てギルドはよせ!いや私は別に法に抵触するようなことはしとらん!」
「村人の術を解いてください」

アンコタールは渋々といった風情で巻物を差し出します。やれやれ。

「無知かつ卑怯なトカゲめ。それを村の真ん中で使え」

確か、魔法ギルドの本部といえば帝都にある大学でしたね?

「う・・・いいから放っておいてくれ!私は静かに研究に集中したいだけだ!」

冗談です。これの効果がきちんとしていれば告げ口などしませんよ。まだブツブツ何か云っている魔導師を残して、私はファスト・トラベルで急ぎ村に戻ります。行きが慎重だったので結構時間は過ぎており、アンコタールとの対面の時点で夜は明けていました。ええと、確か巻物を村の真ん中で使うということでしたが・・・件の畑あたりが適当な位置でしょうか。

巨大な武器を携える私ではないですよ、念のため「・・・お疲れ様です」
「つまらんなぁ、少しは驚いてくれないかの。
 何だ、あんた、村のために一肌脱いでくれるって人か」

畑の真ん中に、クワだけが宙を待って仕事しているのが目に入ります。勿論、知能あるクワだとかそんなファンタジーではなく、使用者がただ透明なだけです。

「もう大丈夫ですよ」
「ふむ、そろそろ旅人を驚かせるのも飽きたところだ」
「はぁ」
「ま、何をするのか知らんが手っ取り早く頼む。それから」
「何でしょう」
「あんただろう、摘みかけたカボチャ放って行ったのは。
 困るなぁ、もいだのなら持って帰ってくれんと。ほれ」

も、申し訳ないことです。私は昨夜放り出したカボチャを懐に入れると、取りも直さずアンコタールから得た巻物を取り出します。そういえば、他の術でも巻物の形で入手できるものがありますが、私は使ったことがありません。巻物は使用者の技能によらず魔法を使用できる便利なものですが、いずれにしろ1回限りのものです。魔法の代用にするには多数所持しなければならず、管理が大変そうなので敬遠していました。使い方自体は魔法と変わりません。さてと。

巻物を使うと何だか不吉な光がこっ、この感覚・・・!

術は確かに成功したようです。しかし同時にあの表現しがたい、脂ぎった手で体の内側から背骨を撫でられるようなあの居心地の悪さが私を包みます。これは運に対するダメージです!身体を折った私は、いずれあの性悪魔導師アンコタールにはプラティ殿をけしかけることを誓いました。運が蝕まれるという、実害はなさそうなのに酷く気持ちの悪いこの状態を味わっていただかねば気が済みません。とりあえず後でどこかの教会で運を回復しなければ、この気持ち悪さは癒されません。

「おお、戻った戻った。ん?どした?気分悪そうだな」
「い、いえ」

農夫はオークの方だったようで、エルフにも友達が多く居るが、たまにいるアンコタールのような手合いが評判を貶めているのだと仰います。オークの方はダークエルフほど他のエルフを嫌っていないということなのでしょうか。村人それぞれの意見は象徴的です。

兄バカという奴でしょうかで、依頼者であるところのディラム殿は大変に興奮した様子で、感謝の言葉を繰り返します。よほど商売への要求が切実だったのでしょう。あるいは今まで旅人などに助けを求める試みに何度も失敗してきたのでしょうか。確かに、ひとりでに動くクワを見れば誰だって係わり合いになろうとはしないでしょう。

「まあ、ウチの妹どもが見えないままでも良かったんですがね」

またそのようなことを仰って。結局は妹さんたちを守りたい兄心という感じですか?こういう前ふりをしておいて、いきなり宿屋の奥に美女が待っている、そういう釣りのパターンですか?

「とにかく、これからは宿代ナシにいつでもお泊りください!お待ちしていますよ!」

いえまあ、いつかついでがあったらそうしますが、今回は先を急ぐことにしましょう。というか運ダメージのせいで気分が悪いもので、はやく教会に行きたいのですよ。

こんな感じで面妖な姿無き村人たちの事件は解決しました。オークの方からもカボチャを更に手土産に贈呈されまして、荷は少々重くなりましたが、まだ目的地は東に遠いのです。先を急ぎましょう。え?話を振っておいて例の妹君はどうしたかって?まあ世の中、10名を超える妹を欲しがる妄想に取り付かれる人もいるようですし、少しお話ししましょう。

田舎にはなかなか話題になることがないとはいえ、兄上があまりに私の話を繰り返すので彼女たちは呆れているようです。だからという理由で嫌われたり、「英雄気取りは楽しいか」などと嫌味を言われたりするのは気分がよくありません。なので私は持ち前の話術を駆使し、彼女たちにニコニコしながら「あなたが嫌いです」と述べるようにさせました。ここアレスウェル村の名物は友好度を上げても言葉が柔和にならない、いわゆるツンデレ系の妹だったのです。需要は高いと聴きましたので騙されたと思って一度ご来訪ください。

世の中、騙される方も悪いのですよ。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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