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#35 A Local Hero

.02 2007 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「おお・・・分かってくれてありがとう」

何をいっているんですかあなた

はいはいエルフの胸当てでスーパーヒーローですね。
勝手にクライマックスになっててください、もう。

背中に運命がどうのという声を浴びながら、私は修道院を後にしました。夜も更けています。とにかく早いところ眠りにつきたくて、私はカロールの街に入りました。夜勤の衛兵によると、グレイ・メア(Gray Mere)という宿が安いそうです。どんなところでも構いませんので、このクタクタに疲れた身体を休めたいところです。門から見て右ですね。とにかく急ぎましょう。

皆さんもよく経験がおありでしょう。例えは悪いですが便意をもよおしているときにご不浄を発見したときの気持ち、今の私はそれに近い状態でした。色々あってめっきり疲れているうえに数日の徹夜です。しゃがむ前に出してしまった、いや失礼、宿屋の看板を見るだけでそのまま気を失ってしまいそうです。

扉を開けるといきなり。宿屋兼酒場のグレイ・メアの扉を明けると、いきなり初老の男が声をかけてきます。ああ、こんばんは。申し訳ありませんが明日にしてください。

「おお、やはり来てくれたか?!」

なんの話です?

「清く正しく生きる者が窮地に立つとき、その者は来たる!
 待っていたぞ、ヒーロー!」
「すみません、部屋、空いてますか?」

少しばかりこの金ぴかの鎧の格好を後悔しはじめていた矢先です。ヒーローはないでしょう。いずれにしても酒臭いです。酔っ払いの相手をしている場合ではありません。睡眠への準備態勢はばっちりで、料金を支払う間も惜しいくらいです。瞼がくっつきそうというほど。

「息子たちは私が来ることを期待して、
 ウチの畑を荒らす怪物どもの退治に行ってしまったのだ。」

大変なのは分かりますが、行って息子さんたちを思い留まらせてください。

なるほど「酔っ払った勢いで大きなこと云っちゃって、
 引っ込みがつかなくなったのよ、きっと。」

女将殿が解説を入れてくれます。なるほど、今更息子さんたちに怖いとは言い出しにくい状況に、自らを追い込んでしまったというところですか。・・・ところで部屋を、

「ねえ・・・行ってあげてくれない?ふたりを止めるだけでいいから。
 夜に出て行くなんて無茶だし、最近は色々物騒な話を聞くから」

・・・肩を持ちますか。ああ、もうどうしてこうなってしまうのでしょう。

「ありがとうヒーロー!」

あんたは黙っててください。仕方なく野外に取って返すことになりましたが、息子さんたちがいるというのは修道院の前辺りだそうで、今最も行きたくない場所です、全く。

Quest:畑荒らし退治(The Killing Field)
原題は恐ろしげですが、内容は畑を襲うゴブリン集団の退治です。もちろんレベルや得意スキルによってはまさにキリングフィールドになるかもしれませんが。グレイ・メアでオディール(Odiil)の話を聞き、協力を申し出ると発生します。戦いは2人の青年と共に行い、またゴブリンも結構な数が出るので乱戦になりがちです。誤って味方に切り付けないようにご注意。報酬はChillendという名前のついたエンチャント剣で、これが結構使い勝手のいいものなので、レベルをあげてからする方がお得。

修道院前まで戻ると、2人の青年が道端で口論していました。彼らがそうでしょう。

「怖けりゃ帰れ!俺と親父で十分だ!」
「ああ、怖いさ。親父も同じだろう。だが、これは絶対に避けられない戦いだ」

息子たち。お邪魔しますよ。

「ふざけるな!親父がゴブリンなんかを恐れるはずが・・・ああっ!」

声を荒げていた弟らしき方が、私の姿を目にするや叫びます。まさか、

「あ、兄貴!本当だった!親父の云うことに間違いは無いんだ!
 いい子にしてればヒーローが来てくれる!」
「・・・」
「すみません」

あの親にしてこの子あり、と思いきや、兄の方は頭を下げてきます。弟の方は興奮して剣を抜いて暴れ出す始末。大丈夫なのでしょうか。親子揃って世界観を無視した発言はやめていただきたいところです。

「(もしかして、父に依頼されていらっしゃったのですか?)」

兄の方が声を落として尋ねてきます。ええそうですとも。彼は分かる気がする、父が安全な所にいる方が安心だと云います。ご苦労なさっているんでしょうね。

「今夜は思い留まるわけにはいきませんか?
 何でしたら私が畑の様子を見てきますが」
「いえ、そういうわけにはいきません」

後日、衛兵に頼むなり、ギルドに頼むなりすることをおすすめします。視界の悪い夜の戦いは、恐らくゴブリンたちに有利です。開けた場所であるなら尚更です。

「衛兵は滅多な事では街の外まで出張ってきませんよ。
 それに獣に襲われるたびにギルドに頼れるほど豊かではないのです」

なるほど。

「来ていただけて有難いですが、本当は誰かに頼っては駄目なんです。
 ずっとこうして暮らしてきましたし、父も戦ってきました。
 尤も時折狼が来るくらいで、大抵は脅せば追い払える程度だったのですが」

スタスタ進んでしまうので見失わないようにご注意。分かりましたが、このまま帰るわけにもいきません。助力をあらためて申し出ます。兄は感謝を込めて承諾し、案内すると云ってきました。こうして未だ興奮醒めやらぬ弟と冷静に恐怖と戦う兄と共に、現場へ向かうことになりました。カロールからそれほど離れているわけでもない農場です。いったい衛兵は何をしているのでしょうか。この世界でも騎士や国家の兵士と呼ばれる者たちは、結局民のために動くことは無いのは同じということでしょうか。

思えば私がジョフレ殿の申し出を受ける気にならないのは、根底にこういう気持ちがあるからです。あのハゲ、いえ老人には、この青年のツメの垢でも飲ませるべきですね。「国家の危機」であるなら、そのために結成された集団がありながら市井に頼るのは道理に合いません。夢に出ようが、運命だろうが知ったことではありませんよ。ましてや異世界人たる私になど。主君と騎士というものに今ひとつ理解が届かないのもまた同じ理由です。何しろ海賊なもので、元より「帝国」だとか「皇帝」だとかいう存在に素直に従う考えを持てないのはご理解いただきたいところです。

乱戦注意。さて、農場に着いた我々は、どこから来るか分からない脅威に備え、畑の中央に陣取って背中を合わせ、それぞれ別の方向を監視します。ありがたいことに、ゴブリンたちがやってくるまでさほど待つことはありませんでした。数こそ予想外で、2人の青年の、特に弟の方が心配でしたが、兄の方がうまくカバーしている様子です。私は前へ出て、できるだけ多くの敵を引き付けるように戦うことにします。クヴァッチの地獄を切り抜けたからでしょうか、庇うべき者がいるにしてもさほどの戦いに感じられません。というより眠くてさっさと済ませたかったのですが。

「ヒーロー!ありがとう!ゴブリンどもは全滅だ!
 俺も3匹は倒したよ!見てくれていたか?!」
「そうだアンタス(Antus)。ヒーローは今回だけは助けてくれたが、
 俺たちでもやれるってことさ。いつまでも親父に頼っていてはいけない」

いきなり何となくいい話に持っていかないでください。頭が痛いです。

「(すみません。父に勝利を報告しに行こうと思います)」

ええ、私もカロールに帰って眠ります。やっと。そういえばもう夜が明けそうです。

「(すみません、お願いがあるのですが)」

付き合ってられないのですが、兄の方が声を潜めて願ってきたのは、すぐにこの場から居なくなって欲しいということでした。失敬な。というより、要するにヒーローは悪者をやっつけたらどこへともなく去るものだからだそうです。というか貴方までそんな。しかし、早く帰って寝たいのは確かなので、ここはファストトラベルで街の門まで飛び、さっさと宿に向かいましょう。ああ・・・もう限界です。

「すげー!いきなり居なくなった!流石はヒーローだ!」

このおっさんは本当に家と酒場を往復しているだけですさっさと飛んで街に入ると、ふらふらとこちらに向かってくる姿。もちろん私にこの話を持ってきた父親のオディール殿です。

「おお・・・戻ってきたか!さあ祝杯をあげよう!
 この愚かな老人と息子たちを救ってくれて感謝する!」

オディール殿はそういって、さっさとグレイ・メアに向かいます。あのですね、想像するにあなたずっと飲んでたんじゃないですか?どうせ寝に行くのでどうでもいいですけど。グレイ・メアに着くと、彼はエンチャントの着いた剣を礼にと差し出します。なんか勿体無くてあんまり使わないんですけどね、エンチャント武器って。

「もう歳だ。これからは静かに暮らそうと思う」

まあ大丈夫じゃないですか。兄の方はしっかりとしているみたいですし。

「そこでモノは相談だが・・・私がヒーローに変身した事にしてくれないだるうか」

息子たちのヒーローでいたいのはお察ししますが、人間がアルゴニアンに変身したことにしたいのであれば、勝手にしてください。しかし私はまだ用事がありますよ?このまま街から去れと云われても困ります。

「ううむ・・・そうだ、私が昔使っていた鎧と交換しよう。うむ。それならバレない。
 君だって行く先でヒーロー扱いは困るだろう」

何を勝手なことを。貴方たち親子だけですよそんなの。だいたいヒーローだか何だか知りませんが、この鎧は追い剥ぎから進呈されたものでして、見てくれはともかくどこにでもあるんじゃないんですか?

「ううっ・・・老い先短い老人の最期の頼みを聞けないのか。
 この世に情けは無いのか・・・」

なんで私が悪者みたくなってるんですか。もう放っておいてください。というか眠くてもう何も考えたくないです。ああもう。

「アルゴニアンだから・・・そうだ《アル・カイザー》というのはどうだろう?
 うん、いいな。かっこいい。」

知りませんよ。勝手にしてください。
私は老人の鎧を無理矢理押し付けられ、手に入れたばかりのエルフの胸当てを取られてしまいました。とにかくおやすみなさい。

MOD:Kalikuts Raretradegoods
日記でゲラ=ハが押し付けられたと捏造したElven Leather装備を含む様々な装備が売られる店を追加します。場所は、ちょうどWeyeのあたり。自然におさまっているので、あれ、こんな店あったっけと思ってしまうほど。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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