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#28 Happy Go Lucky Guy(1)

.24 2007 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「ヘイ御両人!」
「お知り合いですか?」
「いや、知らん」

Anvilの朝。

「オゥ、つれないねえ。私はこの街一の戦士、アッザーン」
「うるさい黙れ」

申し訳ありませんが、あっち行ってください。考え事の途中です。
・・・というかご兄弟か何かですか?そっくりなんですけど。

人魚退治の翌朝。私は街中でゴーガン殿と話していました。といっても事情を深く話すつもりはないのですが。なるべく当たり障りの無い範囲で情報が欲しいのですが、そういう事ができる相手でも無いのです。

ゴーガン殿の方も、私をワケありの風来坊とでも考えている様子で、深く尋ねたりはしない様子ですが、頭をかきながらこう云います。

「詮索するつもりはないが、これからどうするんだ」

アテは全くありません。何もかもが振り出しに戻った状態なのですが、かといってこの街に留まる理由もありません。

「この街を離れます」
「そうか」
「ヘィ御両人!」

私が今後について考え込もうとすると、突然派手な格好の男が声をかけてきました。

「人魚退治に成功したツイてる男ってのはアンタかい?」

MOD:Kafei's Elegant Vests
冒頭の画像でアザン(Azzan)が着ている服。エレガントな感じのベスト類と、レザーパンツの色替えバリエーションや手袋で構成され、画像のほかにも種類があります。乗馬でもすればまさに気分はセレブ。女性にも着せられるので、コンパニオンやマイキャラを着飾りたい向きにもおすすめ。導入すると帝都の服屋さん(Divine Elegance)に売られています。
MOD:Actors in Charge
自分&NPCにポーズを取らせるMOD第2弾。自キャラには専用アイテム、NPCには接触系魔法の形態で操作します。ポーズの種類が多くて選択が大変ですが、動作の安定では以前に紹介したStrike a Poseより上で、話しかけるだけで大抵のモーションはリセットされます。表情まで変えられるのが便利。

「相変わらず耳だけは達者のようだな」
「オゥ、心外だねえ」
「こんなのが戦士ギルドの支部長だってんだから、世の中間違ってる」

現れた男に対して、ゴーガン殿は素っ気無い態度で溜息をつきます。
どうやら仲がおよろしいようで。
それにしてもギルドですか。派手な彼の格好を見ていると結構な商売に見えますね。

このページでは脚色されまくるアザン(Azzan)氏「ツキがあっただけさ」
「イェァ、ツキってのは重要なんだぜ。どんなにデキる奴でも
 ツキに見放されちゃ終わりだ。」
「それで、何を企んでる」

この時点では、この陽気な男の表情には何も伺えませんでした。考えてみれば大したものですが、彼は彼で必死だったのかもしれません。とにかく彼がわざわざ私の前に現れて言い出したこととは、

「何をどうしたらそういう愚かな発想ができる?」
「ホァイ?愚かとは。それに聞いているのは御前にではなく、
 このツイてる御仁にだよ?」

アザンは、ツイてると評した私をギルドに誘いに来たのです。
それにしても性急なことで。

「ツキってのはタイミングでね」
「承諾すると思っているのか」

ゴーガン殿が溜息をつきましたが、私としても歓迎できる申し出とはいえません。何しろ、私は・・・事情を話して気でも違ったかと思われた方がいいでしょうか。

「じゃあ御前は何故、ここで立ち話をしてるんだい?」
「・・・」

何でしょう。とにかくここは退散すべき場面と見ました。

「まあ待ちなよ。あんたは別に正義を振りまくタイプじゃないだろう?
 つまり、状況によって黒にも白にもなれる。だからこそ人魚どもを
 ためらいなく斬れる。もったいないことしちゃってもう。」

そういう自分と同じタイプの人間を敵に回したくないからだろう、とアザンは陽気な声のままで続けました。ゴーガン殿は黙って聞いていましたが、やがてまた溜息をつきます。

「御前には分かる筈だ。この男は誰かに従うタイプじゃない。
 いや、それができる程の男はそうはいない」

だそうですよ、キャプテン。どちらにしても買い被りすぎです。

「別に俺の下に着けとか云うつもりじゃないよ。
 元々俺はそういうタチじゃないんだよね。
 ただ、あんたのツキを貸して欲しいだけさ」
「いえ、私は」

留まるつもりはありません。肩を落としていたところですが、尚更の事、他の手を捜す必要があります。故郷へ還る為に。

この看板が目印。「代わりに、俺はあんたに《ギルドの一員》って身分をやれる」
「俺のときと同じ事を言うんだな。無駄な事だ」
「必要を感じていません」
「そうか?あんたが《ただの旅人》以上の何かを既に背負ってるのなら
 別だが、結構色々便利なんだぜ、立場ってのは」

そんな風に考えたことはありませんね。立場は選択や生き方の結果として付いてくるもので、それは人間でもゲッコ族でも変わらない筈です。

「あんた、何かを探してるんだよな?」
「・・・」

なるほど、港で色々聞きまわっていたので朧気にでも伝わっていて不思議はないでしょうね。

「もちろん、立場が足を引っ張ることもある。
 ゴーガンが怖い奥さんを持つふぬけた色ボケ男としてしか
 動けなくなっちまってるのがそうさ。」
「フン」

何でもいいですが声が大きいですよ。

「自由でいることは素晴しいことさ」

イカれた格好の男は、色々考えてると言いたいのか、長く語りだします。自由に甘えるのも立場に縛られるのも実際、変わりが無い。それに、何の責任も義務も果たしていないのと自由をイコールにしては困ると。

「一番バカなのは《自由な旅人》ってのを立場と思い込むことだ。
 いや、それで生きていけるタフな奴ならいいが、
 そうでないやつが多すぎる。挙句に俺たちのメシの種になってるんだから
 九柱神(ナイン)も皮肉が過ぎる」
「何を演説してる、似合わんな」
「俺はツキだけで今の立場になったようなものでね。
 今まで上手く行き過ぎた」

ここで初めてアザン殿の表情が曇りましたが、それは一瞬のことでした。

「名前だけ貸せばいい、というほどギルドは甘くない。
 任務・・・そう、こまごまとした雑用をこなしてもらう事もある。
 だが、ギルド員って立場は悪くないぜ。
 モテるし、人にモノを聞くときも便利だ」
「嘘つけ・・・御前のバカ話に付き合うのは真っ平だ。じゃあな」
「いや、あの」

ゴーガン殿は行ってしまいました。いや、私も一緒に失礼したかったのですが、敢えて彼に話を譲って去っていったようにも見えます。困りました。

「ま、いきなり言われてもギルドがどんなところかも分からないだろう。
 どうだい、これから見学ってのは」

怪しい宗教団体の勧誘ですか。
何らかの団体の一員になることはマイナスではないかもしれない、と思い始めた私でしたが、それで生じる責任は、やがて去ろうと考える私には重いものです。例えば、それを潜れば元の世界に帰ることができると分かっている門の前で、助けなければいけない人間がいたとしたら?それが任務だとしたら?

アンヴィル戦士ギルドの玄関。「・・・っていつの間に」

気が付いたら、私はアンヴィルの戦士ギルドの建物の中に連れ込まれていました。いきなり剣戟の音がしたので驚きましたが、どうやらギルド員たちが稽古をしているようです。想像していたよりもそれは立派な建物でした。というよりいつの間に鎧に着替えたんです?

「そりゃあんた、浮ついた格好で此処に入るわけには行かないさ。
 一応これでも、」

何か自慢めいたことを言おうとしたのでしょうが、外野からどこをホッツキ歩いてただの、また女かだの、朝の時間も守れないのかだの散々な声が。なかなか尊敬されるリーダーのようですね。

「皮肉はいいからまあ聞いてくれ。私はここが好きだ。
 何と言っても腕一本で稼げる。あんたにとっても
 造作のないことのように思えるぜ」

ぜ、じゃないですよ。背後の声を何とかしなさい。

「ギルド員は専用のトレーニングも用意してる。
 その覚悟があるなら、まさに楽園だよ」

背後の声が私に向けられたものに変わりました。所変われば色々ですね、キャプテン。私は最初、海賊として決して歓迎されていなかったことを思い出します。なので逆に好意的だと妙にも思えてしまいます。何か裏があるのでは、というほどに。

「あんたにその心配は無いと思うが、前科者は入れない決まりになってる(※)」

微妙なところですね。(※:悪名と名声のバランスによりますが、きちんと罪を償っていれば問題はありません。ただし、入会後に犯罪を犯すとギルドを追放されることがあります。この場合は復帰するのにギルドに対する償いが必要になります。)もうそう名乗っていいのか分かりませんが、海賊なのですが。

「勘違いするなよ。正しくあれって云いたいわけじゃない。
 いや、建前はそうなんだがね。実際は違う。
 捕まるようなヘマをしでかしてないってことが重要だ。
 そしてこれから捕まるような困った何かを抱えていないって事だ」

覚えがありませんが、さてどうしたものか。
ギルドに参加することが自分の道の近道とも思えません。が、確かに他人に説明するときに余計な手間を省けることは確かです。何処で生まれて何処で生きてきたのかなど、余計な詮索をされることもありません。ただ、「ギルドの戦士だ」で済むようになります。

戦士ギルドとは要するに武力をもって依頼をこなす集団とお見受けします。ただ、誰かを殺すであるとか、そういう依頼を受ける集団でもなさそうです。犯罪者を嫌うと言うことは、ある程度は良識ある集団なのでしょうが・・・それならばそれで肌に合わないかもしれません。アザン殿を見ていると、そこまで考えるほどのものでもなさそうに思えます、が、私も愚かではありません。現時点でもし、アザン殿と敵対するような事態になれば、恐らく私では彼には勝てないでしょう。軽そうな男ですが、実力を見誤らせる手段なのかもしれません。

「無理強いをするつもりはない。
 一応それなりの立場があるんで、お気軽にとも云えないし
 この仕事が危険と隣り合わせであることも認めるよ。
 だから万年新人募集中なんだし」
「分かりました。それほど積極的に貢献できるとは思えませんが」
「オゥ、説得所要時間が予定外!」

なんなんですか貴方は。

「いやいや、そうなら入団試験を受けてもらうよ」

試験ですか。何でしょう。

「恒例の持ち物検査だ。盗品とか所持していないか
 確認する形式的なものだよ」

何が恒例ですか。そういうことなら仕方がありません。私は階上のアザンのオフィスめいた部屋に案内され、机の上に所持品を並べます。並べられたエンチャント武器を感心したように手にとったアザン殿でした。が、私もすっかり忘れていたことがありました。

アザン殿の提唱する新人持ち物検査(捏造)「な、なんだそれは」

云われて、私は手にしたそれを慌てて懐に戻そうとしましたが、後ろ暗いところがあるわけでもないし、怪しまれてもコトなのでテーブルに起きます。

「なんだ・・・そのヤバそうなアミュレットは」

アザン殿は手を伸ばしかけましたが、すぐに引っ込めると、まるで怖れているように距離をとります。

「あんた、何者だ」
「い、いえその、そう、これは知人に届ける最中でして」

王のアミュレットのことを、すっかり忘れていた私はしどろもどろになって云います。が、事実です。確かジョフレ(Jauffre)という人に届ければいいはずです。その方が王様の隠し子の居場所を知っているとかで。アザン殿はその価値を知っているのか、アミュレットには触れようともしません。

「貴族の家宝クラスの宝石を持った旅人を怪しむなって方が変だが」
「ほ、本当です」

ならば何故放置していたと言われるともう言い逃れようもないのですが、ありていに申しますと、生理的に関わりたくなかったというか。こんなもの店にも出せない、というくらいには私も心得てはいましたが。

「まあいいか」

いいんですか。

「いや、勿論すっと持ったままじゃ困るがね。
 届け物ってのが本当ならさっさと済ませて欲しいが」

てっきりこのまま衛兵にでも突き出されるかと思いましたが。

「あんたに会えて俺もツイてる。このカンは間違いとは思えんね。
 ここで衛兵に突き出すことがそのツキの正体とは考えにくい」

ニヤニヤしながら云ってますが、さては弱味を握ったつもりですね?

「フフフ、当面は黙っていてやってもいい。
 だがもうひとつ試験がある」

アザン殿はそういうと私についてくるように促しました。

「ちょっと付き合ってもらうぜ」

勿論、選択は許されていなさそうです。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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