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#25 Go back to the Sea(2)

.15 2007 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
行き交う人々も風景も懐かしいにおいがする場所。

アンヴィルの港。

いえ、ここはたすきを引き締めるべき場面です。

港に着くと、早速行動を開始します。マルディアスという土地を聞いたことが無いか、船員が数多く居るこの町で確認できるはずです。その答えが悪いものであっても。

「海の向こうに思いを馳せるのは悪くない。
 君には助言の必要は無いかな」

思いを馳せるだけでは駄目なのです船主だというカジートの方は、話は聞いてくれたものの、御伽噺だと解釈しているようです。ロマンの話をしているのではなく、私が知りたいのは現実の話です。とはいっても街の船員たちは昼間から飲んだくれているのかと私の言葉に眉を顰めるか、大笑いして背中を叩いて去るかいずれかでした。

過度な期待は禁物。しかし全く取っ掛かりも無いのは困りました。私は直接的に単語を出すのではなく、この海の向こうにどんな土地があるのかなど、聞き方を変えてみましたが、結果は変わりません。何しろ神の体系さえ全く違うこの世界です。サルーインやエロールといった神々の名前を出しても、そんな神はナイン(どうやら一般的に善神とされている神々)にもディードラの神々(一般的に奉ずるのは悪とされているようです)にもいない、ということです。

これだけ接点が無く、そして決してゲッコ族を名乗れない今の姿から思うと、悪い夢でも見ているようです。あるいは…いえ、やめましょう。悪いように考えても仕方がありません。

ヴァルラエ殿の依頼時間だけが無常に過ぎる中、困った声を挙げている婦人の姿が目に入りました。どうやら船の中に大切なものがあるが、船内に入ることができなくて困っているようです。といっても障害は鍵などではなく、亡霊と化した元船員とのこと。

「何故そんなことに?」
「分からないわ。私は彼らを雇って、サマーセット島を探索させた。
 母の形見の水晶球を探すためよ。そして無事に戻ってきた筈の
 彼らは、一人残らず何者かに殺されていたのよ!」

Quest:The Ghost Ship of Anvil(アンヴィルの幽霊船)
アンヴィルの港で、船の上で声を上げているヴァルラエ(Varulae)に話しかけ、彼女の申し出を受けると発生。ただし敵は亡霊で、普通の武器が効きませんのでご注意。お礼の品がエンチャントされたカトラスなのですが、そんなものがあるならクエストを受けた時に寄越せと云いたいところです。

彼女は船長室までは入っていったが、亡霊に殺されそうになって慌てて飛び出して鍵をかけたと続けます。

「ごめんなさい。できれば代わりに船に入って欲しいんだけど
 貴方には無理かもしれません」

何故なら、私の得物は鋼の槍だからです。
そういえば、思い出しました。意識朦朧として入った遺跡で、全く攻撃の通じないモンスターに追いかけられたことを。あのときは何とか魔法で切り抜けた筈です。かなりの距離を逃げ惑いながら。狭い船室の中でそれができるほど、私は魔法について鍛錬していません。というより、炎の魔法を撃てたこと自体に驚いている次第で。

「そうですか、では…」

失礼しようとすると、彼女は銀かディードリック製、あるいは魔法がエンチャントされた武器でなら亡霊にも立ち向かえる、と続けました。

「銀製の武器ならここに」

懐に、盗賊から入手した銀の短剣があります。使い慣れない武器ですが、念のために所持している盾も使えます。別に無理に彼女の力になる必要は無いのですが、相手が船主だと聞いて、少々の下心が出ました。助ければ少なくとも話は聞いてくれそうです。彼女は私の申し出に感動して船の鍵を渡してきました。

船員の亡霊船内に入ると、船員たちの凄惨な遺体と血溜り、そして生前と同じ武器を構えた亡霊が姿を見せました。しかし幽霊になるとは、一体どのような殺され方をしたのでしょう。あるいは、自分がもう死んでいることに気付いていないのかもしれません。

迷った挙句、私は彼らに友好的に話しかけることをしませんでした。一言、積荷をいただきます、とだけ告げ、短剣を抜きます。言葉が届いたのかは定かではありませんが、亡霊はカトラスを振り乱して迫ってきました。リーチの短い武器の不利を感じながら辛くも勝利し、船底へ向かいます。

慣れない短剣での戦い船は3層構造になっており、亡霊は各階ごとに襲って来ます。これでは亡霊が船員を殺したのか、誰かが手を下した、あるいは船員同士で争いになって亡霊となったのか分かりません。ただ、亡霊同士は争ってはおらず、侵入者たる私に向かって揃って襲い掛かってきます。倒された亡霊は布と不思議な物質を残して、煙のように消えていきます。

事の真相は判りません。しかし、亡霊となった彼らが悪夢から開放され、「海賊に殺されたのだ」と認識することを願ってやみません。船員なら船の上で死ぬことは本望、とは限りませんが、私にできるのはその位です。海で生きてきた者はウコム神に抱かれ海に還る、そういう考え方がこの世界でもあれば、の話です。

ヴァルラエ殿船倉の宝箱から水晶球を発見した私は、今や静かになった船内から外へ戻り、彼女にそれを渡しました。お礼を差し出そうとする彼女に、改めて話をしてみます。しかし、彼女の答えは予想通りに鈍いものでした。

「ごめんなさい。せめてこれを」

彼女にも私のいうことは全く分からず、そして聞いたことも無い土地を探すために船を出してくれる人間はいそうにありません。何故なら船にはそれぞれの役目があるからです。まして、この船に関しては船員のことごとくを失った訳で。

「いえ、私こそご無理な話を申し訳ありません」

お礼の魔法がエンチャントされたカトラスを受け取り、丁重に頭を下げて去ろうとした私の背中に彼女は続けます。

「海へ出るのなら船と船員を手に入れてはどうかしら。
 もちろん、そこまでの富を得るためには何らかの成功が
 必要だけれど…」

それもひとつの可能性ですね。
とにかく、簡単な話では澄まない事は判りました。

「商いをするか、ギルドで功績を重ねるか…ごめんなさい。お役に立てなくて」
「いえ、助言を有難うございます」

盗賊のおかげというのが皮肉ですが、それなりに蓄えは増えつつあります。それにしても船のオーナーになるのは何十年もかかりそうで、気が遠くなりそうです。あまりに自分の能力を超越したことを考えると、乾いた笑いさえ出てしまいます。考えてみれば、海に出れば済む問題とは限らない訳で。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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