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#16 狂える蜥蜴

.14 2007 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
言い訳を許して頂けるなら、あのときの私は普通ではなかったのです。
胸焼けからはじまって殆ど酩酊のような状態でした。
ほ、本当です。中の人は本当に飲んでいましたし。

帝国兵ごっこ。

まさかあのサカナを食べてこんなことになるなんて。

邪魔だったので、漁師に貰ったどう見ても生魚なアレを、ついランチにしてしまったのがきっかけでした。漁師は役に立たないと言っていましたが、スローターフィッシュについては帝都に居るときに好んで食するという人の話を聞いた事があったのです。別に危険はないと思っていましたが、私が食べたのはただのスローターフィッシュではなかったのでしょうか。

気が付けば遺跡の奥で断片的な記憶をたどると、私はまず気分が悪くなって、手近の遺跡のような場所に身を寄せたりしたようです。身を寄せるといっても、明らかに何らかの危険がありそうなダンジョンに潜るという時点で正気ではありません。青く光る妙な石が点在していたことは覚えています。見惚れていると攻撃の効かないモンスターに追い回されました。かなり怖い思いをしたように思いますが、まだ意識ははっきりとしていませんでした。
ITEM:Welkynd stone
Welkynd stone遺跡系ダンジョンに落ちている青く光る石。ダンジョンで照明のように燭台のようなものに載せられていることも。使うとMP回復の効果があります。1個につき重さ1と、回復アイテムとしては非効率的かもしれませんが、魔法系スキルを鍛えたい場合には便利かも。それよりも序盤では装備品を売るよりも価格重量比が優れているので、金策になります。稀に、かなりの高額で売れる別の石が入手できることもあります。高いところに置いてあって手が届かない時は、弓で落としましょう。脳裏にゼルダの謎解きSEを思い浮かべながら。

全景をとてもお見せできないような恐ろしい場所他には、身も凍るようなおぞましい光景が広がる洞窟で、アンデッドモンスターを召還する魔法使いの集団に襲われたことも思い出しました。何かの儀式なのでしょうか。切り刻まれ腐乱した死体から不気味な音が流れ出ていて、ただでさえサカナで胸焼けしている状態で気が変になりそうだったのを覚えています…いえ、こういう場所にわざわざ足を踏み入れる段階でもう気が変になっていたわけですが、恐らくは奇声を上げて槍を振り回し、死体を弄ぶネクロマンサーたちを惨殺したことは想像に難くありません。

そしてどういう経緯で冒頭のようなことになったのかですが、この世界の神ならぬ神に誓って帝国兵に襲い掛かったとかそういうことはありませんでした。多分ですが。
背を丸めて呻きながら街道を歩く私は、帝国兵に声をかけられました。どうやら国内を馬に乗って巡回している兵士のようです。「道を踏み外すな」とか説教された気がしますが、覚えているのは「誘拐」という言葉でした。

朦朧として様々なものを見てきた私は、その言葉に戦慄を覚えたものです。この世界では身代金目的の誘拐は殆ど有り得ない事を思い知った後でした。ゴブリンに捕らえられ、周囲をネズミが行き交う洞窟内の牢獄で屍となっていた人。おぞましい魔術師の何らかの実験や儀式のために使われていた原型を留めない死体。

この世界に点々と残る砦跡(Fort)気分がまた悪くなった私の前に、古代の砦跡が現れました。この世界にはところどころにこういった史跡が残っているのだそうです。別に何らかの確信があった訳ではありませんが、中に入らなければ何かが手遅れになるといった強迫観念に憑かれていました。周囲に居るモンスターや盗賊を薙ぎ倒して入り口を探し、中に入ります。

囚われた女性砦の中には魔法使いの集団がいました。誰かを助けたいと思ったのか、ただ胸焼けを晴らしたかったのかは分かりませんが、半狂乱で奥を目指したことは覚えています。そして、石の台の上に眠らされた女性の姿が映り、駆け寄りました。傷つけられた様子は無く、どうやら間に合ったようです。

MOD:Damsels In Distress
ダンジョンの外に連れ出してクリア。上記のようにダンジョン内に囚われの女性を追加します。完全にランダムで、どのダンジョンにいつ出現するかは分かりません。画像の女性だけかどうかまでは不明。ダンジョンのどこかで寝そべっている女性に声をかけると、助け出すことになり、ダンジョンの外まで連れて行ってクリア。お礼にお金やアイテムが貰えます。クエスト扱いでは無いので、実際にどこかで「誘拐された」だとか情報が得られる訳ではありません。ダンジョンで他人に出会ったら殆どが敵であるこのゲームで、間違えて罪も無い冒険者を殺してしまうのはよくあることですが、この囚われの女性も間違えて殺すと殺人になります。

<追記>
これは初期バージョンの話です。現在では捕われた女性の出現率調整ができたり、ある段階まで無敵設定がついたりといった改良がなされているほか、日本語化までされたものがあるそう。

イノシシにはねられて死んでいる帝国兵女性を助けて砦跡を出た私は、先程の帝国兵を探しました。もしかしたらまだ近くを捜索しているかもしれないと考えたからです。と、そこで馬の嘶く声がして、近づいてみると馬とイノシシが喧嘩していました。どこかで見たような馬です。とりあえずイノシシを退治して側を見ると帝国兵が息を引き取っていました。そう、帝国兵はイノシシにはねられて帰らぬ人となっていたのでした。モンスターというよりは野生生物に過ぎないイノシシにやられる帝国兵が情けない、とは思いません。恐らくは捜索に気を取られていたためでしょう。でないとそこらの盗賊やハンターよりも弱いことになってしまいます。

殉死した帝国兵に敬意を払い、こんな街道で栄えある帝国兵が野晒しになることもあるまいと、私は兵士の鎧を脱がせました。これで元の身分は分かりません。身分など所詮はその程度のものなのです。誓って「帝国兵の鎧は店では売ってない、ラッキー」とかそういうことを考えていたのではありません。ホントです。

何故迷うことなく帝国兵の鎧を着て馬に跨ったのかは説明できません。本当にあの時の私はまだ酩酊状態にあったのです。ホントです。しかし馬に乗って楽に移動したかったのは本音です。私は疲れていました。そして、正面から別の兵士が馬に乗って現れたので慌てて文字通り踵を返して馬を走らせ、その先で狼に襲われて馬上では戦いがままならず、気がついたら馬が狼に殺されてしまったとはとても言えません。

これはあの方のようです正気に戻ったとき、私は自分の姿に唖然として、すぐにいつもの格好に戻りました。いったい何をしているのでしょう。確か私は帝都の南西、スキングラッドに向かっていたはず。気を取り直して歩き出すと、男が倒れていました。この禿頭、どこかで見たような。

名前は…どなたでしたか。とにかく、これは帝都商店会の人々の勇気で訴えられて投獄された「堕落した帝国兵」のあの方のようです。何故こんなところに?路上にいるということは、脱獄に成功したのでしょう。ですが、私に出会う前にモンスターにでも襲われたようです。郊外へ出るのであれば、せめて装備を整えてからにすべきでした。また酔っ払っていたと誤魔化すのかですって?いえ、覚えが本当にありません。それよりも彼の遺品。恐らくは獄中で激情に駆られて書き記したに違いない日記には、あの事件の関係者への恨みつらみが綴られています。

これはまずいことになりました。暫くジェンシン殿や他の皆さんにはお会いしていません。私のところへ来るのが「最後」だったとしたら…!

折角の旅路ですが、私は急いで帝都に戻りました。
帝都の皆様はご無事でした。幸いなことに、私は最初だったようです。印象付けておいた意味がありました。

帝都の乞食、シンプリシア殿(Simplicia the slow)「身体の弱い私にお恵みを…」

胸を撫で下ろした私に声をかけてきた彼女は、市場区で見かける物乞いの一人、シンプリシア(Simplicia)殿。確かにこの世界では力さえあればある程度稼げます。が、帝国の現実としてこういう物乞いの姿があり、彼らは元の身分に関係なく、路上での生活をしています。そういえばマルディアスでも、子供が物乞いをする地域があると聞いたことがあります。

「シンプリシア殿」
「お恵みを…」
「これを差し上げますので、売ってお金にしてください。
 少なくとも1ゴールドよりはいいはずです」
「ああ…親切な方、ありがとう…あなたに神の恵みがあらんことを」

着てどうするんですかいいことをしたつもりはありません。帝都の方にはお世話になっているのです。むしろ足りないくらいです。ヤバそうなので押し付けたとか、そういうことでもありません、ホントです。

って貴女、着てどうするんですか。しかも帝国兵の目の前で。

「親切な旦那、グレイ・フォックスに会いたいのかえ?」
「いえ、そういうことには興味ありません」
「そうかい。御伽噺だから忘れな…親切に有難うよ」

物乞いは怪盗の耳。何処かで聞いた話は本当のようです。
彼女はそれからも、この帝国兵の格好のままで物乞いを続けています。帝国兵に向かってまで。そしてその目はフシ穴に違いない帝国兵の面々は、いたって普通に彼女の相手を続けています。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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