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#10 Good as New(5)

.09 2006 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「いいか、《グッド・アズ・ニュー》つまり《新品のように良い》のは
 彼女が商ってるものだけでは無いということだ。ガハハ」
「やだね、照れるじゃないか」

出て行ってください

すみません。ここ私が借りた宿の部屋なんですけど。
寝てレベルアップしたいんです。
いや、やるよじゃなくて。

さて、夜の港。ヒエロニムス=レックスはすぐ見つかりました。立派な白い鎧をまとった姿は夜でも十分に目立つものです。我々の黒い姿には後ろ暗いところはありませんが、反射的に頭を下げたくなります。下げませんが。

衛兵長ヒエロニムス=レックス(Hieronymus Lex)「ほとばしれ正義!燃え盛れ秩序!
 すべては帝国のために!
 誰が呼んだかヒエロニムス=レックス!
 不安に怯える市民よ、この私に用かね?」
(※本当の台詞は画像の通り。まともなOB日記は諦めてください)

私はこんな頭のあったかい人と同類だと言われたのでしょうか。「誰が呼んだか」って、名付けたのは親御さんに決まっています。突っ込んでいる時間が惜しいので、我々は手短に事を説明しました。

「しかし私は怪盗グレイ・フォックスを追わねばならぬ身!
 同士イティウス=ハイン(Itius Hayn)に伝えてくれないか!
 それなる悪は彼が裁くだろう!」
「はぁ、どうも」

これだけ暑苦しいことを云っておいて、やることはたらい回しですか。

「ジェンシン殿、野生のカンでイティウス=ハインの居場所は分かりますか?」
「乙女のカンだよ!…この時間なら多分詰所で」
「行きましょう」
「ちょ、ちょっとお待ちよ!」

なぜか、生理的に急ぐべきだと本能が告げてます。
私はこの町の要所にある衛兵の詰所のひとつに急ぎました。
詰所には食事をしたり休憩をしていたりする衛兵たちがいました。
流石に彼らもこの場所では「足が棒のようだ」「毎日毎日同じことの繰り返し」などと口々に愚痴をこぼしている様子。目的の人物は見当たりません。背後でジェンシン殿が何か云ってますが構わず、私は梯子を昇って上の階に向かいました。

パジャマ姿で我々を捕縛する衛兵上の階にはベッドが並んでおり、衛兵たちの仮眠所になっている様子。さてどの方がイティウスかなどと考える間もなく、寝巻き姿で起き上がった衛兵の一人に咎められました。

「この盗人め!」
「は?」
「誰一人としてこの私の前で犯罪はさせん!」
「あの、イティウス=ハイン氏を探しているのですが」

罪に問われる覚えはありませんよ。正義はこちらにあるとか云うつもりはないんですけどね。こちらは良かれと思って事を進めている最中です。罪に問うとは非常識な。ま、まさか罠だったのでは?!

「あんた、自分が何やってるか分かってるのかい?」

私の後ろでジェンシン殿が溜息混じりに云います。

「おとぎ話を信じろとは云ったけどね。
 どこの誰が私たちの都合に合わせて生きているんだい?
 夜中に寝床まで押しかけりゃ立派な罪人だよ!」

そ、そうだったのですか…。

善行も悪行も、他人の都合を見計らって行え

こうして新しい教訓を得たわけですが、云われてみればその通り。この間の事件でも、私は誰かを尾行したり、家を空けるタイミングを計っていたりしたはずです。こんな当たり前のことが分からないとは。しかし、この間つい門の外で放置されていた馬でヒャッホウした件がばれているわけではなさそうで助かりました。とにかく、捕まっている場合ではないので罰金を支払うことにします。ちなみに罰金を支払う場合も強制的に拘置所の前まで連行されます。

監獄は市場区のすぐ外。「参りましたね」
「世話の焼ける男だねえ」

嬉しそうに云わないでください。

「明日にするべきだったんだ。たったそれだけの事だよ。
 あんたが悪名で名を馳せたいなら別だが、
 悪名ってのは絶対に消えやしない。気をつけることだね」
「なるほど」
「どうでもいいって顔してるねえ。
 悪には覚悟が必要なんだ。分かってるのかい?」

彼女が言うには、悪人は相当の覚悟がないと困るのだそうです。誰も相手にしてくれなくなるだけでなく、ナイン(九柱神)にも見離されると。別に異世界の神にどう思われても構いませんが、勿論不都合は想像できます。しかしジェンシン殿も悪人についてよくご存知ですね。突っ込むと恐ろしそうなので言いませんが。

「では、明日ということで。9時ごろ店に行きます」
「お待ち!」
「何ですか」
「気になってたんだけどね。レベルアップできる頃合じゃないのかい?」
「レベル?」

宿屋までついてこないでください何のかんの云いながら宿屋までついてこないでください。
だから急ぎたかったのですよ。なんか身の危険を感じますし。

「あんたの得意スキルが10回上がれば、
 後は落ち着いて自己を振り返り
 休む時間を持つだけでレベルが上がる」
「よくわかりません」

ベタだとお思いですか?しかしよく考えてください。休息は何処の世界であっても重要ですが、マルディアスでは寝てるだけで強くなるなんてことは有り得ません。戦いを重ねて能力を磨くのです。そして重要なのは、この世界においては「得意スキル」には戦い以外の能力もあるということです。

「たとえば運動能力(Athletics)なら、走り回っているとスキルが上がっていく」
「そのようですね」
「レベルアップするのに、得意スキルなら運動能力だけで10回でもいいし、
 刀剣5回+運動能力5回で合計10回でも同じことだ」
あまり模範的とは云えないレベルアップ例「ですから、そのレベルアップって何ですか」
「体力や筋力といったステータスをあげることだよ」

つまり総合的に一括で能力が上がるということですね。ここでは常識かもしれませんが違和感を感じます。それこそまるでおとぎ話のようです。

「どの能力がどのくらい向上するのかは、あんたの有り様次第だ。
 レベルアップの時は、向上させるステータスを3つだけ選択できる。
 ただし、向上したスキルに応じて上がる数値は1~5の範囲で決まる。
 運だけは必ず1ずつしか向上できないんだけどね」
「分かりました、お休みなさい」
「お待ち!話は終わってないよ!」
「男と女が宿屋でモメる。お安くないな、ガハハ」

宿泊客らしいオーク(※Companion Share & RecruitでイベントNPCとして追加された人物のようです)が話しかけてきて冒頭のシーンになるわけですが。
やれスキル上げは計画的にしろだの、スキルトレーナーに教わることでもスキルは向上するだの、レベルアップすればいいというものではないだの。おおよそ分かりましたよ。ボーナス値が低くならないようにとのことですね。いいから出て行ってください。どっちにしろ眠いのです。

「男としてのスキルを上げたくはないのかい?」
「アルゴニアンってのはあっちが凄いらしいな?
 なんかそんな本を読んだ気がするぜ」

全身全霊をこめてそっちは遠慮します。いや、やるよじゃなくて。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
ご意見ご感想などは【こちら】

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