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[><]Broken Steel(2)

.11 2010 コンソール版 comment(2) trackback(0)
「アン…」

BrokenSteel_093.jpg別に感傷的になる必要はない。これはテクノロジーの産物であって、そこには形而上的な何かは存在しない。洗脳などと、云ってみれば十分に野蛮な行為だとは思う。その上で「折角だから手をもらっておこう」「これは便利だから、また利用しよう」とも考える。自ら盾となって死んだ「相棒」の姿に、少々の罪悪感を憶えながら。まあ、そんな程度のことだ。

俺は、アンカレッジのゲイリー…ベンジャミンの事に思惟が至らないようにしていた。
もし、このバケモノの考えていることが分かってしまったら、困ったことになるだろう。伝え聞く話では、デスクローはカメレオンを基にして「造られた」生物だ。人間様に言いたいことは山ほどあるに決まっている。ある意味では、スーパーミュータントやケンタウロスもこれと同じ種類の生き物だ。ベースが人間かカメレオンかの違いはあっても、人為的に歪められた姿であることには変わりがない。

***

BrokenSteel_111.jpgBoS要塞にテスラ・コイルを届けると、慌しく次の展開が待っていた。衛星軌道からの攻撃を可能にしたエンクレイヴの基地へ侵攻を開始するのだという。ホワイトハウスの近所から、大統領専用メトロを通って行くのだそうだ。

オールド・オルニーの次はDCか。危険地帯ばかりでイヤになる。今度はフォークスもついてくると言い出した。

「恐らくは、中継基地なのだろう」

つまり、実際に衛星を操作するための本拠は別にあって、それを中継する役目の基地だと?他に中継基地が用意できるなら、ひとつふたつ叩いても徒労に終わりかねないな。

「そういう意味ではない」

BrokenSteel_100.jpgフォークスの言い分はこうだ。もしも自在に衛星高度からの攻撃が可能なら、エンクレイヴはさっさとBoS要塞を攻撃しているだろうと。それは真っ当に操作できる技術が本当はないのだという問題かもしれないし、気象やら軌道やらややこしい条件が揃う必要があるのかも知れない。

「元来の衛星通信施設ならクリアできることが、
 エンクレイヴの基地にはできない可能性がある」

ああ、つまりは何とか後付で衛星へのアクセスに割り込むことに成功してはいるが、所詮は本物ではないということか。まぁ、それが正しいかどうかはともかくとして、BoSにはいずれにしても、それを破壊する以外に反撃の手立てはない。ミサイルが天空から降ってくるなんて事態は俺も御免だ。やるしかない、というわけだ。

「問題は時間だ」

そうだな。もし要塞まで破壊されてしまったら、恐らくBoSはもう立ち直れないだろう。この作戦が決着を見る前にミサイルが放たれたら終わりだ。こればかりは祈るしかない。

BrokenSteel_120.jpg「というわけでブレンダ、宜しく頼む」
「おまえが時々わからない」

まあそう云わないでくれ。名前ってのは重要なんだ。
あんたも自分の名前には意味があるだろう?

重要とか云いつつ最初はAで始まる名前にしたから今度はBから、という安直さは責めないでほしい。と告げても、当然ながらブレンダ(Brenda)はアン(Anne)がそうだったように、呻きを漏らすだけだった。



ああ、これはやっぱり夢だったんだ。何しろ、死んだと思ったらまた別の名前で呼ばれている。例の安眠ユニットの効果がこれだとすると、スクライブ達には文句を言わなければ。それにしても、夢に見るほどの興味を彼に持っていたつもりはないのに。

彼は想像していたより暇人だった。そうじゃない。私とは見ているものが違うのだ。私にとってのウェイストランドは、未開人と略奪者と怪物がうごめく不浄の世界だ。不浄と混沌を正せると信じた故の戦場でしかない。エンクレイヴや怪物を倒す任務がまずあって、そこから未開人たちに意識の改革を促す。200年前までにはあった秩序はそうでないと取り戻せない。

しかし彼にとっては、私が汚い、くだらないと考えることの全てが好奇心の対象であるらしい。

BrokenSteel_106.jpg「こいつはどうしてこんなところでぶら下がってるんだろうな」
「ここが煙に包まれていたら、息をするために
 高いところへ行こうとするだろう」
「なら、普通に外を目指さないか?」

そして、あのスーパーミュータントがいつも傍らにいる。声が届くなら云ってやりたい。無駄口を叩く暇で急いで欲しい。時間がないのは分かっているはずよ。

この悪夢は、私の声を彼に届けない。彼は私の呻き声を適当に解釈して肩をすくめたり、お手上げだとジェスチャーしてみせたりするだけだ。

私は何故か、父が「あまり任務にばかり拘るな」と言っていたことを思い出した。任務が全てであると教えておいて、今更なんだろうと思っていた。「肩の力を抜け」?そんなことをすれば一瞬で首から上がなくなってしまう。もちろん、十分な休息は任務のうちだ。だが、そんな私に父は首を横に振るだけだった。

BrokenSteel_116.jpg何か特別な情報が手に入るなら別だが、一般人が200年前に残したホロテープを聞いて何がどうなると言うのか。彼にとっては、それも意味のあることだった。200年前の世界を知りたいから、だろうか。それともいちいち見知らぬ人間の死に思うところがあるのかは分からない。私ならこんなテープは放っておく、彼はそうしない。それが「肩の力を抜く」ということだろうか。

BrokenSteel_108.jpg「有能な美人秘書という感じがするだろう?
 だから名前は大事なんだ」
「萌えているのか」
「いや、そこまでは云わない。
 待てよ…できるならワッズ(自宅のロボ)に上書きしt
 ブレンダ、いきなり人の頭を掴むな」
「所詮それ(スクランブラー)もただの割り込み装置だ。
 信頼しすぎると命取りになるぞ」

彼は、くだらない話を仲間とし、笑顔になることもある。スーパーミュータントを相手に、それだけでも信じ難いというのに。とにかく、これが夢であることはもう分かった。何故なら、私は回復の途上にあって、というよりも彼の動きに呼応して作戦に参加しようとしている身だからだ。

それにしても…何故夢の中で私はデスクローなんだろう。
ソシテ、彼が心配で早く側に行きたいと思うのハ、夢のセイダロウカ。

夢の中で私は何回か名前を変え、つまりは何度もデスクローとして死に、その度に使命を果たせたと満足していた。まさか、何もしていないと見せかけて、彼は眠っている私に何かしたのだろうか。だとすれば許せない。ああ、許せないのに…尽くしタイ。こんな感情は間違っている!



かなりとんでもないことになっている。エンクレイヴの基地とやらは、大げさなキャタピラのついた移動要塞だった。俺たちはそこへ潜入し、衛星へのアクセスを試み、できればこの基地自体を破壊するようにセットすることになる。要は、自分のいるここにミサイルを落としてくださいとお願いする訳だ。

BrokenSteel_121.jpg「そういう訳でコリーン(Colleen)宜しく頼む」
「Cで始まる名前なら
 普通はキャサリンとかシンディにしないか」
「俺のセンスだ」
「やはりおまえは分からない」

うまい具合に、この基地の中にもデスクローの研究施設があって、そこにいたのをスクランブラーで連れまわすことができた。流石に兵士の数もそれなりで、セキュリティを抑えるまでは警備ロボットも問題だ。コリーンの存在は実に助かる。

さて、大詰めだ。衛星へのアクセスは何とかなりそうだ。攻撃目標のメニューにBoS要塞があったのを見て戦慄した。もう少し遅れたら、要塞は攻撃を受けていただろう。

「逆に言えば、御前がBoSに止めを刺すこともできる」
「そうだな」

BrokenSteel_065.jpg最初からエンクレイヴの方はモノも云わずに攻撃してくるわけだから、選択の余地は無かったといっていい。けど、親父の仲間の研究者たちの弁を借りれば、エンクレイヴもBoSも変わりが無い。もちろん立場が変われば、見方も変わるさ。科学者は平気でBoSを裏切ったし、Dr.リーが消えた理由も「ここに辛い思い出が多すぎる」だけではないだろう。命を助けてもらっておいて何だが、実際、俺の目にはBoSもアウトキャストもエンクレイヴも大した差は無い。たまたまBoSが親父を保護する側であったというだけで。

フォークスにとってはどうだ?これはピットの件を通じて思ったことの一つだ。人がかつての秩序を再現しようとする時、そこに彼女を始めとするスーパーミュータントやグールたちの居場所はない。事実として、BoSはグールたちを地下に閉じ込めた。

これは何処の誰がそうしようが、同じことだ。

そもそもが誰も悪ではないし、正義でもない。そして誰もが悪であり、正義でもある。だからこそカルマなどというふざけた指標があるのだ。物差しを付けなければ、人間は自分の心さえ制御できない。

さて、此処でBoSの破滅を導くのは、エンクレイヴの勝利を意味する。そうだ。完全なる勝者がいては駄目だ。俺はVaultからやってきた野蛮なウェイストランド人として、このおめでたい奴等を利用するだけしよう、以前からそう小狡く立ち回ってきたじゃないか。やりたいやつは勝手に争っていればいい。そして不都合なレイダーなどに抑止力として働けばいい。もっとも、エンクレイヴやBoSがいなければ、パワーアーマーを着たレイダーに出くわす事も無いわけだが。

とにかく、善の使者、みんなの友達などと思われている俺は、やっと答えらしきものに、いや本音に辿り着いた気がした。もちろん、攻撃目標はここ、エンクレイヴの移動基地だ。BoSには束の間の勝利を。エンクレイヴには体勢の立て直しを。後は勝手にやってくれればいい。

BrokenSteel_063.jpg過去がどうあれ、現在、このクソッタレで汚らしい世界が全てだ。こんな世界でも、だからこそ人は生きていける。歪んだ命と共に生きていける。その上で理想を振りかざして戦うのも、日々快楽に溺れるのも、脇でそれを眺めるのも自由だ。アッシャー、あなたはエゴイストだったが、俺にも俺のエゴがあったんだ。

人は過ちを繰り返す。だから何だ?ここはリビングでキノコ雲の映像を「怖いな」といいながら、カートゥーンにチャンネルを変えることが許された世界じゃない。世が世ならそれはアナーキズムだよとでも云うのだろう。だが、ここはその世じゃない。そして俺は俺であって、親父のようにはなれない。俺はいつも何が過ちかに日々戸惑いながら、それでもここで、この混沌の中で生きていくさ。

衛星をセットしたあとは、手筈通りに所定の場所にBoSの迎えが来た。有難い事にエンクレイヴから奪取したヘリだ。急いでこの場を離れなければならない。

「これは驚いた」
「お互いにね」

迎えのヘリから姿を見せたのはサラだった。どうやら無事だったらしい。残念ながら小洒落た言葉を交わす時間はなさそうだ。彼女の目つきは少し変だったが、病み上がりを無理しているのだろうか。帰ったらエルダー・リオンズに聞いてみるか。

BrokenSteel_124.jpg「悪いけれど、あなたしか乗せられないわ」
「…それはないだろう」
「ごめんなさい。分かって。物理的に無理なの」

ああ、確かにそうだろうさ。
ヘリは人間が使うもので、フォークスは身長においても体重においても規格外だ(※事実として、フォークスでなくともコンパニオンはここで一旦存在が無視されます。リンク状態は残っているのでご安心を)。

「しかし、ヘリの足にぶら下がるくらいは」
「俺は構わない。退路なら頭に入っている」

フォークスは決断が早い。恐らく予想もしていたのだろう。頷いてみせるとさっさと基地内に戻っていった。しかし、まもなくミサイルが降ってくるというのに、十分な距離を取れるだろうか?

「急いで!」

ヘリは一旦距離を取って別の場所に降りる。作戦の結果を確認するためだ。

「フォークス!」

ミサイル攻撃の結果などより、俺は相棒の姿を探す。だが、ヘリの降りた場所は高所で、その姿を見つけることができない。俺はもしかして、間違えてしまったのか?

BrokenSteel_128.jpg「貴方にとって、デスクローと
 あのスーパーミュータントの何が違うの?」
「ああ?何だって?爆発とヘリの音で聞こえない!」
「…コリーンはどうでもいいのね」
「ロープを使うとか、幾らでも方法はあった筈だぞ!」

俺だってヘリに乗り込んでしまったんだ。サラを責める資格はないだろう。頭の隅でそう考える俺もいる。こんなときだからこそ本来のスタンスが見えるのだ。俺も…所詮はBoSと同じなのか。

「フォークス!フォークス!」

目の前にいるサラの言葉すら聞き取れないのに、俺の声が彼女に届くはずがない。

「ごめんなさい」
「フォークス!姿を見せてくれ!」
「もっと強い言葉で命令してくれたら、私は…」

ヘリをなるべく低空に飛ばしてもらう。
けれど相棒の姿は見出せず、燃料の問題でヘリは要塞に向かうしかなかった。だが、ヘリに入った通信で、俺はフォークスの無事を知った。現場に来ていたトリスタンが見つけてくれたらしい。共に要塞へ向かうとのことで、俺は胸を撫で下ろした。



夢。恐ろしく鮮明で、しかも現実の中にいる今まさにこの時にまで影響する夢。夢の中の彼が真実、今回の作戦を遂行した彼の現実だったのかどうかは分からない。アン、ブレンダ、コリーン、この名前に聞き覚えは?そんな風に確かめるのは簡単だったが、それを知るのは恐ろしいことでもあった。彼の声を聞くだけで、私はまたあの夢の中に引き戻される。そんな気がする。

「さっきは怒鳴ったりして悪かった」
「いいえ」

彼はあのスーパーミュータントの無事を聞いて、心から安堵している。理屈では、理性がある以上は人間と変わりが無いという事は分かる。それでも、多くの仲間を残虐に殺したスーパーミュータントと同じ姿に、人間と変わりが無いとは思えない。いえ、きっとそんな問題じゃない。

BrokenSteel_130.jpg「疲れているようだな、大丈夫か」
「そうね、まだ本調子じゃないみたい」

その気遣いは嘘には見えない。彼が私に何かしたのではないのだろうか?私が勝手に夢に見て、それで余計な気を揉んでいるだけ?…だとしても。

「もう少し時間があれば…出会うのが早かったら、友達になれたのに」
「…いや、突然何だ?」

あれが本音なら、あなたは私たちBrotherhood of Steelの敵だ。

BoSの存在をそのものを否定し、ただ損得だけで動くつまらないウェイストランド人だ。力がある分だけ始末が悪い。何て横暴な男だろう。あなたを英雄視する人々は多いけれど、私はその正体を知ってしまった。彼は何かの申し子でもなんでもない。ただのつまらない・・・どこにでもいる、そんな男だ。私が飲めない泥水も、黄色い歯の間で濾過してみせて、そんなに悪くは無いと言い放ってしまえるような卑しいひと。

あなたがもし、私にそれを望んでしまったら、私はあなたに従ってしまうだろう。あんな夢の所為で。こんなにも憎いのに。だから、望ませない。絶対に私が欲しいと思わないで。願わないで。

あなたにはあのスーパーミュータントがお似合いよ。

それでも、あなたがこれからもBoSに協力してくれるのなら、その腐った性根を入れ替えてあげられるのに。こんな不自然な感情は克服すべきだ。いったい私は何をどうしたいの?夢だったのか現実なのか、もう私には分からない。確かめるのも怖くて、彼が至近距離にいるこの状態自体が、怖い。

けれど、これが「物語の続き」ならあんまりだ。このまま黙っていることなんてできない。物語は綺麗に締めくくることが許される。そして現実は、意志によって姿を変えることができるのだから。



要塞に戻る。フォークスを待たねばならないが、俺はとりあえずエルダー・リオンズの元を訪れた。無事を喜び、礼を述べるエルダーの言葉が待っていた。俺の本音を知ったら、この爺さんは銃を向けてくるだろうか。

「サラの様子が変だぞ。肉体的にも精神的にも本調子じゃない様子だ。
 もう少し休ませた方がいい」
「じゃが、十分に休んだと聞かなくてな…」

娘のことになると、流石にエルダー・リオンズも弱い。俯き加減で彼は言葉を継いだ。

「我々の戦いはまだ終わらない。こんな組織じゃ。
 隊員が精神的に参ってしまう危険は常にある」

なので、精神の安定と効果的な睡眠を意図した安眠装置があるのだそうだ。眠れない人間が出るのはおかしな話ではないだろう。

「それが…まぁ、構造的にはデスクロー制御スクランブラーと類似しておってな」

そう聞くととても試す気にはなれないな。

「常に強い心を持って臨まねばならん。そうせねば生き残れぬ。
 …じゃが、父親として娘に残せるのがそれだけというのは、何ともしのびない」
「そうだな、サラを見ていると、
 アウトキャストに行ってしまってもおかしくないように思える」
「手段と目的が不明瞭になった結果じゃよ。任務は手段であって目的ではない」

爺さんは溜息をつき、この計画は失敗だったと言った。計画?何の計画だ?

BrokenSteel_055.jpg「安眠装置からは、沈静音楽や優しい暗示の言葉が流れる。
 それを荒野で生きる人間の生の声にすれば、
 娘もすべては人々のためと理解してくれると思ったのじゃ」

それが失敗だったと?

「効果がありすぎた。娘をキズものにした責任は取ってもらうぞ」

いや待て、何の話だ?爺さん、頭が混線を起こしているぞ?説明してくれ!

「そうとも!混線してしまったのじゃ!
 娘と御前がそうなればいいと思ったこともある。
 父として娘の幸せを喜んでやれるとな。
 が、こんな形でとは思うておらんぞ!」

だから何の話だよ?!

「この混沌が続くべきだと考えているような男にサラは渡せん!
 その性根を入れ替えてもらうぞ!」

何?!何だって?どうやって俺の本音を見抜いた?!
駄目だ、ただでは済みそうにない。ここは逃げるしかない!

爺さんから逃げるのはそれほど困難ではない。BoS全体に俺を捕らえろとまでは命じていなかったようだ。それどころか、リバティ・プライム再建のための部品を集めてくれとか声を掛けてくる者までいた。いやもう、それどころじゃないだろうこれは。

門の前でフォークスと再会。さぁ、メガトンへ帰るぞ相棒!

「待って!本当は見直しているところだってあるの!」

振り返らなくても声でそこにいるのがサラと判る。
しかしながら何が言いたいのかはサッパリだ。やはり彼女は休むべきだろう。

「私は、あれが夢でもあなたが」

サラ、エルダー・リオンズを止めてくれ。どうも妙な誤解をしているらしいんだ。

「す…」
「頼むぞ」
「すっ、すっ、スーパーミュータントの討伐にっ!一緒に!行けとご命令を!」
「…」

サラ・リオンズが壊れた。

BoSのアイドルのみならず、ウェイストランドでは比較的常識派ヒロインとして俺に有名だったのに!This is hopeless!(「望みが絶たれた!」の原文。迷訳かつ名訳)…いや冗談じゃなく、君はもう一刻も早くベッドへ行った方がいい。

「よくも俺の前でそんなことが言える」
「いい気にならないで…そうね、全部あなたの所為だわ」

フォークスまでどうしたんだ?なんだこの空気。
そしてまるでレイダーのモヒカン娘みたいに舌を出すサラ。舌を出すだけでも驚きなのに、そのスピードたるやものすごい。謎の超高速アッカンベーに何の意味が?と、とにかく此処は退散すべきだろう。

***

久し振りのメガトンの自宅で、俺たちはようやく落ち着くことができた。
BoSから変な通信が途切れ途切れに入ってくるが、無視しておこう。

「人心地ついたな」

BoSのスーパーミュータントへのスタンスは駆除すべきバケモノ。これは変化無いだろう。俺たちだってそうだ。俺だって、レイダーだのタロン社だの、同じ人間を敵にする。フォークスにも思うところはあるだろうが、敵対してくるミュータントを倒すことには躊躇しないだろう。

時々しんぼうたまらなくなるフォークスたん「全てのスーパーミュータントに
 理性を取り戻させる手立てがあればいいんだが」
「誤解するな。今後もBoSへの協力を厭うつもりはない。
 御前が望む限りは、協力しよう」
「なら、どうしてサラにはあんな」

フォークスは決断が早い。が、彼女も言葉を濁したり、考え込んだりすることはある。

「それは云いたくない」

comment

Shuka
右手にフォークス、左手にサラとは、Lone Wandererめ、トカゲのリア充の記事から見ましたが、こっちもリア充してますね(´∀`)
そしてどっちも年上。金明さんの主人公は年上のお姉さんに好かれやすいと見た!(主人公19歳で、フォークスは言わずもがなですが、攻略本のPrima Guideによればサラは26。余談ですが7歳で大陸横断の旅についてったと書いてあったので凄いですね)
最終的に、おしりか、それともムチムチボイン(筋肉的な意味で)を取るのか生暖かく見守りたいところです。
ところで、これまでの流れでいきますともしかして、DLC全てをお書きになるのでしょうか? そうであれば、次のPoint Lookout編も楽しみにしております!

>>BoSのアイドルのみならず、ウェイストランドでは比較的常識派ヒロイン~
君ももう一刻も早くベッドへ行った方がいい。
2010.07.20 05:09
金明孟宗
えーと、Falloutでジャパニーズライトノベルな
ラブコメをやるとこーなっちゃうよ的な意図でしたヽ(´▽`)

DLC全部書くかは決めかねております。
一応、彼の物語としてPL~MZを通してなんかすっごいうさんくさい
大団円感がする話を考えてはいるのですが、
これ以上Falloutというヒャッハーなゲームで
道徳的な文章書くのもどうかなぁ、クセェなぁと。

PLはバグに遭っちゃいまして、エリア内のグールがみんな友好的とか
よく分からない状況に陥っております。
MZは普通に「Fallout最終回」な感じを受けてしまい、「ああ、クリアしてしまった」な
喪失感に苛まれております。
2010.07.20 19:20

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
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