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#70.5 Final Strike

.31 2010 OBLIVION日記 comment(0) trackback(0)
「新聞広告には《第7章『精霊の庭・安息の掟』近日発売予定》ってあるのに、
 実際は《エピソード22外伝・静寂の庭》だった。おかしいと思ったのよね」
「いや、この程度、帝国の出版業界では稀に良くあることでは・・・」



「挿絵のGardenのスペル間違ってるし、どういうことなの?!」
「・・・そんなに怒らなくても」



冒険者の常である粗末な寝床で目覚めると・・・目覚めると?

ごめん、ちょっといけないこと考えました私は何故か、暗い洞窟の中にいる。ダンジョン特有のすえた空気、腐った血や肉の匂い・・・凄い匂いだ。次の瞬間、周囲の気配に私は身を強張らせた。ゴブリンが群れを為していて、しかもそれらの視線が一斉に此方に向けられている。鎧を着けたままで私はこんなところで眠っていた?

慌てて腰の武器を構えながら、可能な限りの素早さで身を起こす。数が多いので後退し、狭い通路で・・・といったところで背後にいたゴブリンに背中がぶつかる。四方八方がゴブリンの群れ!続いて濁った声が束になって耳に飛び込んでくる。

「目覚めた」
「お目覚めになられた」
「司祭様に報せねば」

誰何しても周囲にはゴブリンだけだ。いや、そんなことよりまずは安全の確保だ!剣を振りかざすと、ゴブリンたちは奇声を上げた。おぞましい。が、ゴブリンたちはめいめい声を上げ腕を振りはするが、相変わらず一定の距離を守り、腰の武器には手を伸ばさないでいる。何?何なの?

やがて奥から、杖を持ったゴブリンがゆっくりとした歩調で現れると、その長いツメのあるささくれ立った手で手招きをしてみせる。この数のゴブリンを従わせる魔術師でもいるのだろうか。いや、そもそもどうして私はこんな所に?

本来はボス敵というか、これを倒すのが解決法のひとつ「まずは落ち着きくだされ、救い主様」

・・・まじめに聞くけど、ゴブリンシャーマン、あなたが話しているってことは無いわよね?

「如何にもその通りでございます。私はBloody Handを治める司祭です」

駄目だ、ついていけない。夢ならもう少しこの匂いを何とかして欲しい。

「いや、誤解めされるな。我等と人間は相容れぬもの。それは変わらぬ真理」

しかし全ては神意、だとか、馬鹿丁寧に喋り続ける声に少し苛立った。臭いゴブリンに言葉を話しているように見せかけるなど、嫌がらせにも程がある。今このゴブリンの首を刎ねて、どこかで見ているであろう黒幕に見せ付けてやる。

「混乱なさっておいでですな、神の剣の遣い手よ。
 まずは何故ここにいるかを振り返っては如何でしょう」
「あれ、何この剣?私はリセッテと別れて帝都に・・・」

まじめに受け答えしてどうする。だが、記憶を辿る事は必要だと思った。



墓前のふたり大事な人を失ったばかりの相手に言えることなんて無い。彼がいなくなるとすぐに話の種も尽きてしまった。リセッテの目的地まで来たけれど、墓の前で嗚咽を漏らしている彼女に何もしてあげられなかった。悲しみの受け止め方を私は知らないのだ。姉が死んだ時(※捏造設定)、父と同じように現実から逃げた私が、リセッテに何を言えるだろう。

リセッテはシェイディナルの知り合いに頼んで、彼氏の亡骸を墓地に埋葬するそうだ。シェイディナルまで送る事を申し出たが、彼女は遠慮して行ってしまった。狩りで暮らしていたという彼女の弓は、街道の盗賊程度が相手なら問題は無いと思う。

帝都を囲む湖には何本かの橋がかかっているが、シェイディナルまで来てしまうと、完全に湖の南側へ回るか北へ引き返すかしなければまともな橋が無い。回り道は面倒だが、私は来た道を引き返して湖の北側へ回ることにした。

「来る!自らの陰と暗に苦しみながら、安息を求め神はこの地に!」

Vilverinの近く(街道側)アイレイド遺跡の側を通りがかると、大声で叫ぶ女の声がした。丁度街道の巡回兵が来たので報せたが、あのダンマーは数日前からあそこでただ喚いている、と相手にせず、馬に乗って去ってしまった。

「燃えさかる黒き犬が!肉の精霊の群れが!」
「しっかりしな!」

叫ぶだけでなく、自傷行為をするように暴れている様子で、側にいた女が労わりの声を上げながらも凄い力で弾き飛ばされた。これはまずいのではないかと思って、私は街道を離れ、湖に面した遺跡の前まで下りて行った。

「あ、あの大丈夫ですか?」
「ああ・・・折角カモが来てるのに・・・」

みなさまおなじみVilverin前の盗賊さんたち。帝国兵の目を盗み、旅人や商人を襲って日夜懸命に稼いできたのに、とレッドガードの女は余り好ましくない告白を開始。あの時はやばかった、死ぬと思った、でもふたりで切り抜けた、なのに今は、と最後には泣きが入った。

「で、彼女はどうして目に見えない何かに怯えているの?」
「分からない・・・数日前、そこのVilverinから出てきた遺跡あらしを襲ったんだが、
 そいつの持ってた剣を触ってからおかしくなっちまったんだ」

Goblin Sword剣?と焚き火の側にあったそれを手にとってみる。確かに余り見かけない形の剣だった。ボロボロだけど切れ味は悪く無さげ・・・覚えているのはここまでだ。

MOD:RealSwords Goblin
でかいリアル志向の武器MOD、RealSwordsシリーズのひとつ。このシリーズはPCが選べる種族に合わせてイメージされた武器をラインナップしており、それぞれの種族が装備する事で特別な力を発揮するようになっています。そして本作は例外的にゴブリンをイメージしたもので、特殊な力はありません。剣6種、斧1本、多彩な矢尻が選べる弓が2種追加。導入するとクラウドルーラー寺院の近くに異様な巨体の販売NPCが追加されます。これを出現する全てのゴブリンが装備するようになるMOD作品(Goblin Realswords and Tribal Shields)も別に存在。
日記では、今回ビエネさんが手にしている剣、後にご紹介するゴブリン従者(※このMODとは無関係な拙作コンパニオンです)の持つ斧と弓がこのMODによるもの。



「神の悪戯か、時折我等と意志を通じ合える人間がおります」

故郷で数を覚えきれないほどゴブリンを退治してきた私がそうだと?

「その剣はとあるDaedra Lordが力を籠めたもの。
 《永遠なる従者の杖》と対になる《ゴブリンソード》です」

撮影時は戦闘BGM鳴りっぱなしゲラ=ハ、あなたならこういうとき、「そのまんまですね」とかツッコミを入れるのかしらね。シャーマンによると、その力が強い為に、素養の無い人間は幻覚に犯されるのでしょう、とのこと。あのダンマーの女が何を見たのかはともかく、まあ、筋は通っている。で、私の場合は、皮肉にもゴブリンの声が意味を持って聞こえるようになったと。嫌がらせが好きな神もいたものだ。

「神の力に触れて気を失ったあなたは、従者に運ばれて此処に来たのです」

従者?

「さて、我らには口伝があります。
 やがてゴブリンソードを手にした戦士が現れ、
 我らの父祖より続く争いを終わらせるのだと」

悪いけど、あなたも言っていたように、私はゴブリンと相容れることのない人間よ。何が悲しくてあなた方の救い主にならなきゃいけないの。この状況で襲ってこなかった事には礼を言うけど、争いなんて勝手にしてればいいじゃない。人間だってつまらないことで争ったりしてるわよ、悲しい事だけど。

「それは力の象徴で、すべてはトーテムを持つ部族に祝福があるという口伝が発端」
 
そのトーテムとやらをめぐって争いをしてきたどころか、今まさに部族間で争っていると彼は深い溜息を着く。やめろと命じたらいいんじゃないの?あなたが。

「私は神の声を聞くのみ。剣を手にした神の戦士だけが、
 トーテムの伝説を終わらせる権利があるのです」

言葉が通じても分かり合えないことだけは分かった。
というか、ゴブリンがそんなに信心深いとは。巡回神父並みに頑固。

「一方で、貴女が人間である事は承知しております。
 これは人間にも利があることでして」

QUEST:ゴブリン騒動 (Goblin Trouble)
Merisaさんは昼間はよく寝てます本来は帝都南東にあるCrestbridge Campにいる人々から、自分たちの入植地を挟んで抗争するゴブリンを何とかして欲しいと頼まれるクエストです。詳しい話はガイドを務めるMerisaという人物から聞きます。スニークが得意ならTimberscar Hollowに忍び込んでトーテム(ゴブリン頭の杖)を盗み出すだけで終える事も可能。クリア後、時間を開けて(数週間~ひと月程度)Cropsfordを訪れると、宝箱から礼金を受け取れます。

余談ながら、Merisaさんはこのクエストのクリア後にいなくなっていますが、Imperial Bridge Innで再会できます。

「更に神の力に触れた貴女には恩恵があるはずです」
「・・・嫌がらせの神よ?」
「宇宙の真理1.2.0.416に開眼、v0.15cの言霊はより世界を快適にするでしょう」

環境を変更しました
今回からOblivion本体をv1.2に、日本語化も最新に差し替えました。加えて欲張って以下の景観改善MODを地味に採用。といっても当ブログは画像が小さめなので違いは分かりにくいかもしれませんが。
Bomrets Detailed Normal Maps for Vanilla Version(全NormalMap改善)
Diverse Grasses(草を美しく豊かに)
Low poly GrassをLowTriPolyGrassに変更(草をバニラより軽く)
RPG-BlackDragons Trees(木を美しく)
VibrantDistantLOD and Vanilla Textures Enhancements
 (遠景のツブツブ軽減と全景観・静物テクスチャの改善)

「その困っている入植者の話が本当なら
 やってあげてもいいけど、1つ条件があるわ」
「何なりと」
「事が終わったら、この呪いの剣はそっちで預かって頂戴」

とにかく入植者を確かめに行こう。
そう思って身を翻すと、シャーマンは慌てて付け加えた。

「ゴブリンソードの力、それがFinal Strikeです。
 どうか有用にご利用ください」

そのファイナルなんとかはどうやって使うのかしらね。

で、誓って云うけど、まだ使った覚えは無い。なのに洞窟を出るとどこからともなく従者とやらが現れて、Final Strikeの契約に従い召還に応ず、とか言い出した。結局、どこをどうひっくり返してもこの剣は嫌がらせだ。ようやく臭い洞窟から開放されるのに、またゴブリンを連れ歩けって云うの?

左から、Scorn、Spite、Stirifeヽ(´▽`) みにおん「剣の主よ、我ら従者一同をよろしくお願いいたします。
 必ず主様のお役に立ちます故」
「ヒャーッハッハァ!」
「虫けらがぁ!有難く思え!」

不要にキャラ付けされたゴブリン従者を連れて、私はシャーマンの言った入植地を見に行く事にした。どうやら話は本当だったようで、入植者たちはゴブリンの抗争に巻き込まれそうになったところを避難してキャンプ生活を余儀なくされているようだ。

Crestbridge Campようだ、というのは、隠れて彼らの話す声を聞いただけだからだ。ゴブリンから逃げた人々の前にゴブリンたちを引き連れて出られるはずが無い。

「さて、ビエネ様、どういった方策をお考えですか」
「そうね・・・」

と返事をしかけて、私は遅れて驚いた。
どうしてこのゴブリンたちは私の名前を知っているの?!

「剣の主のことは、剣を通して伝わってまいります」
「まいりますって・・・」

ゴブリンにポーズをつけられないのが残念。キャンプが近いので大声を出せず、怒鳴りつけてやる事ができない。それが神の力とかいうものであっても、一方的にプライベートを知られるのは嬉しい事ではない。殊に言葉が話せるとはいえゴブリンなんかに。

「ご、ご気分を害されましたか」

とてもね。失礼な事をしておきながら、Scornと名乗った杖のゴブリンはあくまで腰が低い。

「あんたが、どれだけゴブリンを殺してきたかも知ってるぜ、主様」
「ヒャッヒャッ、何故そうしてきたのかも知っているのだぁ」
「失礼いたしました」

Scornは、とにかく騒々しいSpite(弓)と口の悪いStrife(斧)を杖で叩いて窘めると、改めて解説した。入植者が被害に遭った件の実態は、ゴブリンの2部族の争いだ。RockBiter族が、私が先程までいた洞窟を拠点とするBloody Hand族の「トーテム」を奪った。今にもBloody Hand族はRockBiter族の拠点に攻め込むかもしれないとのこと。

「その襲撃を手伝えということ?」
「ビエネ様の使命は、トーテムをめぐる争いの歴史を終結させる事です」

つまり、必ずしもいずれかの部族に与する事ではない、とScornは言った。理不尽に聞こえはするが、Bloody Handのシャーマンが盗まれたトーテムを諦めれば、そもそも抗争は起こらない。

「なんなら、さっきのシャーマンを殺してもいいんだぜ?」
「なのだぁ」

この従者を名乗る3匹のゴブリンは、別にBloody Handから選抜された連中ということではないらしいが、それでも云っている事がよくわからない。Bloody Handの元に私を運んだのは彼ららしいのだ。いずれにしても、私にとってはゴブリンがどうなっても知ったことじゃない。けれど言葉を交わしてしまったら、そこに人としての道徳観が顔を覗かせてしまう。これはBloody Handのシャーマンに頼まれてやっていることだ。Bloody Handに与する結果になるのが普通なのではないだろうか。

FPSはしっかり出ております。「馬鹿を云わないで。RockBiterの拠点に行くわよ」
「如何なる選択にも我らは従うのみです。参りましょう」

盗んだのがあちらであるなら、悪いのはあちらと考えるのが普通では、というわけで、その「悪い方」の根城へとやってきた。Bloody Handの棲家と同じく、凄い匂いだ。RockBiter族の拠点、Timberscar Hollowは、Bloody Hand族の拠点より視界が広く取れる構造のようだが、隅の暗がりに紛れれば、見つかることなくトーテムを盗み出せるかもしれない。スニークが得意なら、だけど。私の場合は、どちらにしろ正面から戦う以外になさそうだ。

タイミング次第ではBloody Handの襲撃者に奪われています少々の戦いはあったが、本当に大事なものなのかというくらい、あっさりと横たえられたトーテムを見つけることができた。Scornによると間違いなくBloody Handから盗まれたトーテムなのだそうだ。トーテムとはゴブリンの頭の干物をあしらった杖だった。やはり彼らを理解することはできそうにない。

「追手がくるぞぉぉ」

敵味方の見分けがヽ(´▽`)Spiteが弓を絞りながらそう云うと、Bloody Handの者に死を!だとか人間が言いそうな台詞が山のように木霊する。従者たちは強く、少々の数なら私の出番は無かったが、混戦になるとそうはいかない。気が付けばRock Biterのシャーマンが召還した首なしゾンビと斧を振り回す戦士に挟まれていた。Scornもゾンビを召還しているし、注意しないと敵味方の区別がつかないなんてとても云えない。

折よく永久証明魔法つき指輪を拾った。意外な事に、Rock Biterのシャーマンがいた場所の奥にもうひとつトーテムを見つけた。祝福があるという1本のトーテムをめぐって争っているのだと思っていたが、実は部族ごとに象徴としてトーテムを持っているのだという。

「トーテムは、部族の併合や分裂など、
 ゴブリンの興亡に大きく影響するのです」
「力あるシャーマンの首を棒切れに取っ付けただけだけどなぁ!」
「ヒャーッハッハァ!」

ゴブリンシャーマンは引退する時に首を一族のトーテムに捧げる。しかし、シャーマンの力が弱いとトーテム自体も祝福を失うとゴブリンには信じられていた。引退後に首を落とされるのが嫌で、他の部族のトーテムを求めるシャーマンもいるのだとか。色々あるのね、ゴブリンにも。

「そんなことより、戦いの最中に病気をもらったようですね」
「これだから虫けらは!」
「大丈夫かぁ?」

少し頭痛がするけど大丈夫。先にトーテムをBloody Handのシャーマンに返しに行きましょう。

これはScornではなくシャーマン。「本当に宜しいのですか?」

首級にしか思えないトーテムを2本渡し、続いてゴブリンソードを渡そうとすると、シャーマンは言った。最初からそのつもりだったので別にどうということもない。

「従者は剣の主に従います。
 剣を手放すということは別れを意味しますが」

後ろで従者たちがそれぞれの反応をしている。Spiteは子供のように悲しみ、Strifeは相変わらず口悪く罵り、Scornは首を横に振っていた。

「左様ですか・・・では、ひとつだけご忠告を。
 救い主よ、常に前へ。決して待たれることの無きよう」

シャーマンにまで私のプライベートが筒抜けなのではと思い、戸惑った。けれど、私に「待つな」というのは合っていない。私はもう待つことは無いのだから。

もう10年になるが、姉の亡骸がレヤウィンの近くの川べりで発見されたとき、大人たちは畑を荒らすゴブリンが子供にまで手を出した、と騒いだ。本当にゴブリンなら、洞窟の奥に引き込むはずだ。大人たちは姉が川に誤って落ちたのだとか、自分から入ったのだとは考えなかった。彼女は大人のいうことをよく聞く「良い子」で通っていたからだ。私はそのことに関して誰にも話さなかった。そして姉に続いて母が病でこの世を去った日から、父は酒や賭け事に魂の逃げ場所を探し始めた。私の沈黙はこれと同じだ。

姉が死んで、悲しむと同時に思ったのだ。もう、本当は外でやんちゃばかりしていた姉を心配して待っていなくてもいい、心のどこかで私は安堵していたのだ。その罪悪感が、本当のことを私に話させなかった。

ウォーターズ・エッジ(Water's edge)全景湿地に拓いた畑の作物と牧羊で暮らすWater's Edgeは、それらに被害を出すゴブリンに過敏だ。決して裕福でもないのに、たびたび戦士ギルドや巡回兵に蓄えを差し出してゴブリン退治を依頼してきた。いいカモにされていたと思う。長じて私は鍬よりも剣を取ることにした。先祖の血がそうさせたのだと父は云ったが、私の剣は、幼い頃の姉の死から続く歪みを斬り伏せるためにあった。しかし、やがて父は借金を抱えて蒸発してしまい、まるで幼き日の罪を償うように、私はまた待つ日々に戻る事になっていた。

彼に救われた今は、もう待たなくていい。自分の足で不安の中心まで進み、それを打ち払えばいいのだ。父の散財癖が治らなくても、ある程度はフォローできるだろう。当面は大丈夫なのだと、早く伝えてあげたい。

「剣の主がなぜ貴女なのか、
 それには、貴女にも我々にも意味があるはずです」
「互いに利があることをしただけでしょ?」
「では、本来の関係に戻ります。救い主よ、お元気で」

BA00199.jpg想像すべきだった。ゴブリンの根城の一番奥で、この剣を手放す事の意味を。その瞬間から目の前にいるのは、まさしくおぞましく喚く怪物の群れになる。だけど、何事も無かったように襲い掛かってくるなんて・・・!

これを裏切りと呼ぶのは正しくない。そこには本能があるだけだった。病の所為で力が出ない、だが、こんなところで殺されるわけにはいかない。人間である私も、本能に従うしかなかった。

「トーテムを奪い返すことが争いの終結か?」

嘲りの笑い。従者たちの姿は、剣を手放した瞬間に消えていた。
しかし、姿なき声はStrifeのものだった。

BA00203.jpg「おまえは裁きの手。彼らのすべてを壊し、殺し尽くす。
 これは繰り返されてきたゴブリンの興亡に過ぎん。
 ゴブリンの社会に、剣の伝説は今後も伝わっていくだろう」

そう、私こそが、彼らにとってのFinal Strikeだった。
シャーマンも最後にはそれを悟っていたのだ。
それが剣の主が人間である事の意味なのだと。

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★Notice★

「The Elder Scrolls IV : OBLIVION」のプレイ日記の体裁を取っていますが、「ロマンシングサガ ミンストレルソング」のキャラクターRPであり、両作の二次創作要素を含有した1人称小説でもあります。

これはCyrodiilで作者が体験した物語であり、あなたのプレイしたOBLIVIONとは異なる可能性の方が高いです。では、良い旅を。

◇サムネイル画像はマウスオーバーでポップアップします。ポップアップした画像からカーソルを離すと消えます。所により、大きめの画像でも更に拡大することがあります。

◇使用MODは日記本文中で紹介していますが、クエストMODでは別記事にしていることもあります。

◇ネタバレ、妄想/脚色含有にご注意。キャラクターには、故意に間違った情報の解釈をさせていることもあります。

Profile

ゲラ=ハ

Citizen:ゲラ=ハ
私の名はゲラ=ハ。作者になり代わり中止をお詫び申し上げます。ところで、角なのですが、Paradiseへ向かう頃には全部抜け落ちるというネタがあったようです。まぁそれが本来の私なのですが、いささか頭が寂しくなる話です。SKYRIM?ゲッコ族は生理的に寒いのは困ります。

Author:金明孟宗
普段は二次小説だか何だかの人です。
棲息地:【孟宗劇場】
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